生きるためにはなくてはならないもの、それが私の芸術です

Mon Coeur 私の心

村上 美穂 画集

村上 美穂/著

発売日:2017年10月20日

1,000円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:アート



張り終えたばかりの白いカンヴァスの前に座ると、新鮮な緊張感と湧き上がるイメージに厳かな気持ちになります。振り返ってみるといつの頃からか絵を描くことが私の心の大部分を占め、そして人生の大半を埋めていました。

 

 もし描くことを知らなければ、今の私というものはなかったかもしれません。そう思えるほどに絵は私の心の中に入り込み、支えてくれたのです。そして多くの辛さからも解放してくれました。ただ絵は、描く人の心の中をそのまま、まるで鏡に写る自分の姿のようにカンヴァスの上に映し出します。たとえ何を描いても、私の心の動きが形や色彩で表現され、その様が見る人にも強く伝わってしまうのです。

 年月が過ぎ、ふと自分が描いた昔の作品を改めて目にした時、当時感じた喜びや悲しみが浮かび画面に映し出され、そしてその絵が長い間大勢の人目に触れていたことに気づき、当惑してしまいます。絵は作家の心の投影、そして心の変遷ではないでしょうか。

 絵を描く時にはいつも音楽を流しています。音楽は絵の世界への入り口となるからです。アトリエの中は古いレコードや譜面、バイオリンやサックスなどで溢れ、それが瓶や石膏像、アンティークドールなどと重なり合ってまるで古道具屋の風情です。その中でいろいろな国の音楽を気ままに聴き、時には口ずさみながら、時の経つのも忘れ描いています。外界と離れたアトリエの中では、時がゆっくりと流れ多様なものが混ざり合い、快い音楽の紡ぎ出す優しさと自身がひとつになって、白いカンヴァスの中からイメージが姿を現します。

 そして、まるでレリーフを彫りだしていくように一枚の ”私の心“ができあがる、そんな気がするのです。

 

今日もまたひとつ “私の心” が生まれました。

 私にとって芸術は、生きるためにはなくてはならない存在です。そして目に映るこの自然界のすべてが美しく、私たちに歓びや感動を与えてくれます。その創造主に力をいただき、愛という翼に覆われ守られながら、日々絵を描いていける喜びに深く感謝をしています。

著書プロフィール


村上美穂(むらかみ みほ)

 

油彩画家。 10歳より油彩の初歩を学ぶ。美大卒業後は既存の画派に属する事なく独自の活動を展開。 1995年の阪神大震災を体験してのち「心」をテーマに描く。

 

1995年

横浜東急百貨店・企画個展      

1998年

「異人館を水彩で描く」個展(NHK神戸)

洋画グループ「一絵会」発足

個展(神戸国際会館11F)

企画展(広島ホテルグランヴィア)

村上美穂と魅惑のシャンソン」(ラジオ関西)のパーソナリテイーを始める

2000年

淡路花博・シャンソンを唄う(半年間)

2005年

「国際平和ポスター・コンテスト」審査員 

2006年

個展(神戸)

竹中真人氏(ピアノ)と「ジャージーナシャンソン」ジョイントコンサート(神戸)

2008年

日仏150周年でパリ出展・受賞

西湖芸術博覧会・受賞

モナコ公国芸術褒章

2009年

ル・サロン展(フランス)

個展(フランス)2010年 個展(神戸)

ライブペインティング(フランス・エヴィアン・作品寄贈)

フランス・バルビゾン市表敬訪問・作品出展

2011年

久田舜一郎氏「ヒサダシュンイチロウ」(小鼓)とシャンソンのコラボレーション

2013年

サロン・ドートンヌ展(フランス)

Arts Selection in the LES, NYC(アメリカ・ニューヨーク)

作品「時の流れ」(神戸新聞社へ寄贈)

2014年

「私の心」展(東京・赤坂サカス)

「リール・グランパレ現代アートフェア」(フランス)

個展「ギャラリー・オルシャン」(フランス・パリ)

「ストラスブール・ヨーロッパ現代アートフェア」(フランス)

2015年

「リール・グランパレ現代アートフェア」(フランス)

個展 (神戸)

「ストラスブール・ヨーロッパ現代アートフェア」(フランス)

2016年

「リール・グランパレ現代アートフェア」(フランス)

「ワールドアートドバイ」(ドバイ)

「 アーティスト・デュ・モンド、ル・サロン・ドートンヌパリ展」(フランス)

2017年

「ART-UP! リール・グランパレ2017」

ニューヨーク個展「MY HEART」

「ART-UP! ルーアン・パルクエキスポ現代アートフェア」

2018年

「ART-UP!リール・グランパレ2018」


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