心眼の世界:五十嵐 誠 作品集 

五十嵐 誠(著)

発売日:2015年12月2日

500円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:アート



洋画家・五十嵐誠が今まで描いてきた作品を、五十嵐氏の母・静代さんの書作品とともに一冊の作品集として出版することになった。五十嵐氏が絵を描くようになったきっかけは、自身の青春時代真っ只中に母・静代さんが書家の西川寧氏に弟子入りしたことにある。西川氏はとりわけ厳しい先生として有名であり、多くの弟子が途中で逃げ出していく中で、静代さんは十年という長い年月を死に物狂いで勉強した。そんな母と西川氏に影響を受けた五十嵐氏は、大学受験もそっちのけで次第に書の世界から独自の絵画の世界へと没頭してゆく。長い年月が経ち、海外で数々の受賞を受け、国際的に活躍するようになった洋画家・五十嵐誠の待望の作品集。


書籍へのコメントはこちらからどうぞ


コメント: 12
  • #12

    ライアン (金曜日, 21 9月 2018 11:56)

    心のこもった作品を作る市民画家で素晴らしい方はたくさんいらっしゃいますが、こういったものが世に出て私たちのようなものが接するのは結構難しいです。その点、電子書籍なのでこの本はとても良いですね。夕暮れと紅葉の作品なんかはぼかしの技法が多く取り入れられており、日本的な美しさを表現していて味があります。

  • #11

    なっち (金曜日, 21 9月 2018 11:56)

    色と言うのはただ単に塗れば良いだけでなくその塩梅が芸術家のうでの見せ所だと思いますが、そういったところがとても上手な作家さんだと思います。色使いに持って生まれた才能のようなものを感じます。まるでビンセントゴッホのような力強い色合いを描き出すのがこの作家さんの魅力だと思います。

  • #10

    クチナシ (水曜日, 19 9月 2018 17:25)

    銀杏の中に立つ白い服の女の人の絵画の表紙を見てなんとなく気に入り、読み始めました。マティスみたいな力強い色を好みそれを使いこなすようなアーティストですね!
    夕焼けとか紅葉なんてきれいではあるけれどそんなに本気で見た事はありませんでした。
    でも絵描きさんの手にかかるとすごくかっこいいことに気づきました。

  • #9

    ホノルル (水曜日, 19 9月 2018 17:25)

    赤色や黄色など、カラフルで温かみのある作品にぴったりの色彩感覚で描かれています。
    とりわけ水面に映った赤い夕焼けが描かれた作品には息を呑むような美しさがありました。
    五十嵐さんは素晴らしいアーティストですね。

  • #8

    くま (水曜日, 19 9月 2018 17:24)

    最後にずらりと描かれたご婦人たちの絵に強く魅了されました。どの女性も凛としていて、美しい。額に入れて飾りたいなと思いました。

  • #7

    ゆいあん (水曜日, 19 9月 2018 17:23)

    どの絵も明るく温かい配色が美しく、ほんわかした気持ちになります。イチョウの黄色やつつじの赤が、ぱっと目を惹きつけて、ずっと見ていたくなる絵ばかりです。

  • #6

    三郎 (水曜日, 05 9月 2018 13:57)

    「眺めていると、長生き出来そうな絵ね」
     妻のそのつぶやきに、私は結核の血を吐いてフランスで夭折した画家佐伯祐三を思い浮かべる。
    「中川一政みたいに長寿か、青木繁や佐伯祐三みたいに短命か、画家って両極端の気がするが――」
    「若い頃は悲劇的な生涯を終えた画家の鮮烈な色彩のとりこになったけれど、年取ってくると、こういう穏やかな絵っていいわね」
    「穏やかかなあ? 暖色系がすごく熱っぽく見えるけど――ホラ、夕焼けの赤が際立つ斎藤真一の瞽女さんの絵みたいにさ」
     そんな会話を交わす、専門的なことは聞きかじり程度だが、絵を描いたり鑑賞したりすることが好きな私達夫婦。

     リビング、階段の踊り場、書斎にも寝室にも絵の額が架けてあり、我が家はさながらプライベートなミニ画廊だ。
     長男が中学時代に描いた『自画像』、次男作の『銀河鉄道の夜』、妻の油絵『夕映えの我が家』、さらに季節の移り変わりに応じて架け替えるプロの絵描き(といっても、花や鶏などの生きものを好んで描いた丸木スマをはじめとするそれほどメジャーではない人達)の写真や複製の作品群。

    「人生100年時代、長生きできますようにって、壁に貼って毎日祈りたい絵ね」
     妻の感想に私も自然と頷く。

  • #5

    ナフナン (水曜日, 05 9月 2018 13:56)

    世界的に活躍している五十嵐誠さんの洋画の世界にどっぷり浸り、心が安らいだ。燃えるような夕焼けや紅葉、日本の美しい風景が実物よりリアルに、心に広がっていく。

  • #4

    キャメル4 (金曜日, 24 8月 2018 14:40)

    日本の美しい四季の姿がいろいろ描かれているところが良いですね。春の桜に秋の銀杏、美しい原風景がこの作品の中にはたくさんあります。本をめくって季節感を感じると言うような楽しみもできるので都会に住む人にはこんな本があったらいいんじゃないかなと思います

  • #3

    パー君 (金曜日, 24 8月 2018 14:39)

    公園と言う作品では1人の男性と1人の女性の姿が描かれています。後ろ姿なのでその顔や表情は想像するしかありませんが、だからこそいろんなイマジネーションでこの作品を見れて面白いです。他の作品でもたくさんのイマジネーションが湧いてくるようなところがいいですね

  • #2

    チキチキバンバン (木曜日, 04 1月 2018 10:30)

    五十嵐氏の絵を見て、絵画を色面構成の二次元の美術として捉え、形は色を区切るフォルムと考えた近代絵画の巨匠マチスを連想するのは、私だけだろうか。それでいて五十嵐氏の作品には、日本画のような静かな暖かさも感じる。師やお母様、そして本人も嗜む書から来る印象だろうか。
     モチーフが、風景、人物、静物と違っても、なにかこちらに優しげに微笑みかけているようだ。簡単に「作者の内面…」なる言葉は使いたくない。このスタイルを築くまでには、幾多の試行錯誤があったに違いないからだ。         
     すべての作品を通じて、五十嵐色とでもいう黄みがかった明るいオレンジが、絵の何処かに使われている。私にはそれが、穏やかな陽光のように感じられる。

  • #1

    3代目ざるそば (土曜日, 30 12月 2017 13:58)

    心眼とは、光を探すことなのかもしれない。本作に収められているいくつかの写真では、光の表現がきわめて印象的に映った。それは希望を意味するような輝かしいものばかりではなく、消えゆく蝋燭の灯のような愁いを帯びたものも含めてだ。とりわけ光の存在感が強いのは、山吹色にキャンバスが染め上げられた「イチョウ並木」だろう。前景と後景が逆転したかのような眩い光は、夢と現実との境目すら塗り潰してしまった。