北の大地を彩る四季折々を筆者が綴る随想集。

街に拾う

友田 昭視/著

発売日:2017年11月18日

500円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:ライフ



ー本文よりー

子供のころ私の家から旭岳がよく見えた。玄関を出ると正面にいつも旭岳があった。

三方を山に囲まれた狭い谷間を小さな集落だったが、東側の山並の上に一際高く聳えて眺められるのが、大雪山連峰の主峰旭岳である。学校への行きも帰りも麓の山並に見え隠れしながらいつも一緒だった。

著書プロフィール


友田 昭視(ともだあきみ)

1931年生まれ。

旭川市在住。 


読者投稿より


古き良き時代の匂いを感じることができる一冊だ。中年世代ならまだ間違いなく共感できる事がおおいだろう。同時に今は失われてしまったという実感をすることになり、当たり前のだった事がどれほど尊いものだったのか気づかされることになる。

 

 

不思議な話ですが、作者の友田さんをまったく存知あげないのですが、とても楽しく読ませて頂きました。あまり有名でない作家さんの随想集なんて面白いわけがない、と思っていたのは大間違いでした。題材がいいからでしょうか、最後まで退屈することなく一気に読んでしまいました。周りの人にもすすめてみようと思っています。

 

 

著者の一人の人間としての観察眼を味わえる随想集。一見の価値あり。本来なら出会えるはずもない世代も故郷も違う人の世界に触れることができるのだ。文章も丁寧で、著者の誠実な人となりが窺える。

書籍へのコメントはこちらからどうぞ


コメント: 3
  • #3

    らーの (月曜日, 19 3月 2018 15:08)

    小さな集落出身だからこそ軽妙なエピソードの数々はとても面白く、ずっと読んでいたい気にさせられる。私の小さかったころ、ナイフを使う、頑固おやじ、ヒグマに会う、白樺、給餌台を作ってなどトピックは多岐にわたり飽きない。全体的にゆるい感じが筆者の魅力。

  • #2

    Soji (月曜日, 19 3月 2018 15:04)

    著者は、そこここにある「もの」や「こと」をていねいに、誠実に、〝さん〟付けで呼んでいく。過去も、現在も、未来も、〝さん〟付けだ。なんて親しみのこもったまなざしなのだろう!

  • #1

    丹下左膳 (月曜日, 19 3月 2018 15:02)

    のどかな日本の原風景のエッセイに、あの頃の自分に時を超えてであったような幸せな気持ちになった。
    肥後守で鉛筆に細工したこと、近所の人に叱られたこと。たわいもないけれどもほのぼのとして暖かい思い出が蘇ってきた。
    こういった経験を今の子供達は体験できてるのかなあとも少し切ない気持ちにもなった。
    この様に良質なエッセイを若い人たちにも発信している友田さんに感謝。