この都市のまほろば : 消えるもの、残すもの、そして創ること Vol.1

尾島 俊雄 / 著

発売日:2021/3/15

980円(税込)

発行形態:電子書籍



商品解説


―国家から都市の時代へ―

民族国家が形成される時代であった19世紀、産業の振興と国民国家の時代を築いた20世紀を経て、21世紀の世界は、文化の多様性に基づく平和秩序の中で国民国家の枠を超えてグローバル情報ネットワークが広がる市場主義と、反市場主義の地域文化が重要視される時代になっている。それは、国を超えた世界文明都市と人が中心の地域文化都市という形で、都市が主体となる都市間競争の時代が始まるということを意味している。本書では、その中で独自の文化、文明を持つすばらしい日本をいかにして作り上げていくかについて、国内18の都市と上海、ソウルを訪ね、固有の文化を持つ場としての都市の「まほろば」を探しながら、それぞれの都市が発展し生き残るための方法を提言していく。

 

[目次]

はじめに

観光と知財立国のモデル都市 室蘭

幕府の米蔵からバイオの出島へ 鶴岡・酒田

杜の都は世界の学都 仙台

宇宙船地球号の司令都市 川崎

武家の古都を再生する 鎌倉

山海の自然資本を生かす「越の国」へ 富山

百万石の武家と寺社文化で栄えた 加賀・金沢

「天下布武」と情場都市 美濃・岐阜

「愛・地球博」を開く 名古屋

サスティナブル・シティ 伊勢

安土桃山文化のふる里 近江八幡

天下の台所を復活させる 大阪・キタ

先端生命科学のインキュベータ 岡山・倉敷

世界平和の巡礼都市 広島

温泉と俳句に満たされた 伊予・松山

「環境首都」を目ざす 北九州市

「豊の国」の泉都 別府

「火の国」の肥後もっこす 熊本

世界で最も過激な先端都市 上海

都市再生の最前線 ソウル

著者略歴

 

[出版社からのコメント]

国家主導の国づくりの中の都市から住民が生活する場としての都市へと私たちの意識が変わりつつある中で、今後は固有の地域文化をいかに醸成していくかという視点から住民一人ひとりが都市のあり方について考えることが求められていくのだろうと思います。自分が住む街の歴史や文化に目を向けるきっかけとして、本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。

著書プロフィール


著者

尾島俊雄 おじま としお 1937年生まれ。

早稲田大学理工学部建築学科教授、日本学術会議会員。前理工学部長、工学博士。

東京大学客員教授、日本建築学会会長などを歴任。専門は建築・都市環境工学。

著書に『絵になる都市づくり』『ヒートアイランド』他多数。

 

写真

高橋信之 たかはし のぶゆき 1941年生まれ。

早稲田大学大学院理工学総合研究センター教授、工学学博士。

日本建築学会総務理事、日本学術会議・建築学研連幹事など歴任。

専門は建築・都市環境工学。著書に『都市と車の共生』他多数。

 

藪野健 やぶの けん 1943年生まれ。

画家。早稲田大学芸術学校教授(空間映像・芸術論・西洋美術史・芸術表現)、二紀会理事。

70~71年、マドリード・サン・フェルナンド美術学校プロフェソラードで学ぶ。

著書に『東京2時間ウォーキング』シリーズ、『絵画の着想』他。

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