オリヴィエ追想: 平塚景堂詩集

平塚景堂/著

発売日:2019/5/8

1,000円(税込)

発行形態:Kindle版



商品解説

「詩が成り立つとき、自分が問題なのではない。地球が、太陽系が、銀河系が、宇宙が問題なのではない。それらが全て、ポエジイであるかが問題なのだ。」(後記より)

無意味さへの郷愁=ポエジイとの共鳴。存在と不在をめぐる根源的な問い。住職である作者の、独自の死生観と表現による作品世界。現代詩の極北――第二詩集。

 

そうだった、と手を拍った

わたしは わたしでは、ない

と思い出した

「私」はおこらなかった

小声で「わたしはシリヤ砂漠だ」

といってみた

だれにも聞こえなかった

 

と、すると なんなのだろう?

 

日記帳を買ってきて

「晴」と書いた

(『わたしでは、ない』)

 

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〈目次〉

オリヴィエ追想

対話

バザール

藁の絵

音楽

わたしでは、ない

白皙の章

十一月は秋の終り

「バーント・ノートン」への返歌

コンソレーション――オリヴィエ追悼

 

著書プロフィール


平塚景堂(ひらつか・けいどう)

一九四九年東京生まれ

東京芸術大学美術学部卒

京都紫野大徳寺専門道場にて禅修行

大本山相国寺内養源院住職

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