パール判事「東京裁判不同意判決書第四部」を読む――日本を死に追いやる「東京裁判」という病

黒坂 和雄 / 著

発売日:2021/6/10

1,000円(税込)

発行形態:電子書籍



商品解説


[商品について]

――昭和20年にGHQが発したプレスコードは、何を統制するためのものだったでしょうか。

1.国会、2.報道機関、3.裁判所

 

正解は、本書「三 プレスコード 昭和二十年―昭和三七年」をご覧ください。

第二次世界大戦では敗北した日本に対して、連合国が日本の戦争犯罪を裁くために開いた極東国際軍事裁判、通称・東京裁判。多分に政治的な性質を帯びたこの裁判において、法の正義の視点から日本の無罪を主張したのが、インド人判事・ラダビノード・パールであった。本書は、そのパール判事が判決文に付した意見書を中心に諸資料を引用しながら、東京裁判の中心テーマだった「全面的共同謀議」の論点を掘り下げ、今もなお大きな影響を与えている東京裁判の歴史観に風穴を空けようとする作品である。女神と対話する形式で現在の問題にも視野を置きながら綴られた本書は、日本という国のこれからのあり方を考えるうえで示唆に富む内容となっている。

 

[目次]

凡例

第一編 序章

一 ラダビノード・パール 一八八六年―一九六七年

二 東京裁判 昭和二一年―昭和二三年

三 プレスコード 昭和二十年―昭和二七年

1 正式名称「日本に与うる新聞遵則」。

2 削除および発行禁止対象のカテゴリー(30項目)

3 失効

第二編 「東京裁判不同意判決書第四部」抜萃

一 序論

1 全面的共同謀議は本裁判における基本的事項

2 ヤマオカ弁護人の意見とパール判事のコメント

二 満州の支配力の獲得、満州事変

1 リットン報告書

2 リットン報告書の分析からパール判事が強調している項目

3 リットン報告書に関するパール判事の結論

4 リットン報告書に基づく国際連盟総会の結論

5 ワシントン9ヵ国条約

6 張作霖爆殺事件

7 柳条湖事件はむしろ日本に有利

8 各国は満州事変を犯罪とすることを拒否した

9 日本の地位の追い落し

10 日本の行動は共同謀議を指し示すものではない

11 太平洋は円形闘技場

三 満州から残りの中国すべてへの支配力と制圧の拡大

1 塘沽(タンクー)停戦協定と梅津何応欽(かおうきん)協定

2 満州国の設立

3 出来事を共同謀議とすることは困難

4 日本の前例のない財政的危機

5 アメリカ、ドイツによる中国への軍事支援

6 広田弘毅政策は南京政府との協調

7 モスクワにより仕組まれた国共合作

8 日本軍が戦闘を継続する理由となった中国の国内事情3点

四 民族意識

1 「原住民は歩く木である」

2 「人種差別撤廃」は国際連盟の規約から排除された

五 「教育の軍国主義化」は受け入れ不能

六 政治権力の制圧

1 世界恐慌と英米による世界経済秩序

2 5・15事件と2・26事件

3 広田弘毅内閣の政策と評価

4 大政翼賛会

5 東条が首相に選出された状況

6 嶋田海軍大臣が登壇した過程

7 東郷外務大臣が登壇した過程

七 戦争に対する一般的準備

1 基礎産業と通商政策に関する全般的政策

2 海軍力の拡充(アメリカ海軍の軍拡への対抗)

3 日本の急速な人口増加の問題

4 世界の情勢(軍縮がうまくいかなかった背景)

5 全面戦争をもたらした民主主義と産業主義

八 枢軸国との同盟

1 反コミンテルン協定と秘密協定の本文

2 日本と世界における反共の実状に関する分析

3 三国同盟

九 日露戦争まで、とソビエト連邦

1 ソビエト連邦への対処

2 強制された開国と不平等条約の締結

3 日清戦争

4 日英同盟

5 日露戦争

6 朝鮮併合

7 英米による対日疑惑

8 共産主義への警戒

9 シベリヤ出兵の内実

十 最終段階

第一章 フランス、オランダとタイ

第二章 アメリカ合衆国

十一 結論

1 世界のいかなる国の外交政策にも共同謀議の痕跡はない

2 満州事変

3 ヒトラーと日本

4 共同謀議に関する結論

参考資料

著者略歴

 

[出版社からのコメント]

東京裁判は過去の出来事で、もはや戦後ではない現在は東京裁判とは関係がないと考える方も多いかも知れません。しかし東京裁判というものが、いまも日本という国を縛り続けているとしたら、歴史の中の出来事としてただ眺めているだけでは済まないのではないかと思います。本書を通じて、多くの方が東京裁判の本質について理解を深めていただければ嬉しく思います。

著書プロフィール


黒坂 和雄(くろさか・かずお)

 

1940年 長野県に生まれる

1958年 長野県長野工業高等学校機械科卒業

1963年 長野県職員となる

2000年 定年退職

2001年 仏教四大聖地巡りのツアーに参加

2006年 釈尊七大仏跡巡礼の旅に参加

2012年 『ブッダの闘い』出版

2015年 現代日本文芸作家大賞、ミラノ国際文学大賞を受賞

2016年 イタリア最高文学勲章を受賞

2017年 エコール・ド・パリ国際文学賞 受賞

2018年 『FIGHTING OF BUDDHA』(前掲書の英語版)を出版

 

人間ブッダ研究会代表

明悠会委員

 

人間ブッダ研究会:公式ホームページ:www.humanbuddha.com

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