「過ぎ来し方を振り返るとき、嬉しかったこと悲しかったこと、楽しかったこと苦しかったことなどがつい昨日のことのように、そして走馬燈のように脳裏をよぎる。波乱万丈のこれまでを生き、思い起こすたび、そのすべてが懐かしく胸一杯に漂う。(中略)
生まれることは自分の意思でなく、一生を閉じるときも思いのままではない。何かは知らねどわれわれを支配するものにゆだねられているとしか思えない。生きているのではない。生かされているのである。(中略)
泰雄の生きざまが、読者の何かのお役に立つことができれば幸いである。」(あとがき)
藤田 康明(ふじた・やすあき)
1934年、樺太生まれ。
13歳で終戦により引き揚げ、富山県に移る。
富山大学経済学部卒。
富山市役所、社会教育団体などを経て自立。
現在、ソフトテニス、社交ダンスでスローライフを楽しむ傍ら、老人福祉施設慰問などを行う。『コンピュータ・リテラシー』(日本福祉大学)等
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