人は他人仲 稲は田中 : 南斗六星子物語

八幡 正則 / 著

発売日:2021/3/22

1,000円(税込)

発行形態:電子書籍



商品解説


[商品について]

―人に揉まれた稲穂はいま、頭を垂れてその実を託す―

子供のころに古老や母たちの会話の中で耳にした「人は他人(ひと)仲、稲(た)は田中」。人は他人との仲で育ち、稲は田んぼの中で育つ、というこの言葉の通り、他人との「仲」で揉まれて育てられた人生はどの様なものであったのか。本書は、農協を舞台に鹿児島の農業の発展に尽力してきた著者が、貧しかった幼少時代から「協同組合運動」を生涯の仕事と決意した学生時代、農協運動の第一線で奮闘した農協連時代を経て現場を退き今に至るまでの波乱万丈の七十年を振り返り、家族や仕事、宗教、政治、そして農業への思いなど、折々に綴り書き留めたものをまとめた作品である。生を司るといわれる南斗六星を「わが星」として、「人は他人(ひと)仲」の言葉を肝に銘じて生きてきた「生き様」を、子や孫、未来を担う全ての人に、いま万感の思いを込めて残すーー。

 

[目次]

はじめに

私こと  「南斗六星子」の歩み

第一幕 幼少期から学生時代  (~二十歳まで)

幼少期の思い出・二編

ランプと小灯(ことぼし)の下で

上野隆君との邂逅(かいこう)

出席日数が足りない・・。

農学校から農林専門学校へ

〈あらた〉で出会った「よき師」たちの言葉

戦後の混乱期・ア・ラ・カルト

三浦虎六先生と渋谷正健先生

「農協運動」の道にたどり着くまで

「かいこう邂逅」のありがたさ

第二幕 農協連時代・前期  (二十歳~二十八歳まで)

県農協連に就職する

落選のたたり二十年

勇躍!大隅の地へ・・『三国志』を携えて・・

農協草創期のリーダーたちに学ぶ

東畑四郎先生の想い出

東畑四郎先生の墓に詣(もう)でる

松村正治さんのこと

第三幕 農協連時代・中期  (二十九歳~四十四歳まで)

君は去るべきだ!去れっ!

難航した果樹園芸課長就任

沖縄みかん貿易の再生と県果樹協会の設立

泣いて笑った「いっき一揆」の人々

「お辞めになるしおどき潮時では・・」

第四幕 農協連時代・後期  (四十四歳~六十歳まで)

信連推進部長へ、そして参事へ

午(うま)年生まれの農協連「三人組」

「九州地区オンラインセンター」設立の思い出

全国から注目された「マンパワー計画」

学経常務制の導入と常務就任

大不祥事「鹿児島市農協事件」に対処する

「はちまん語録」

農協連を去るにあたって

感動した役員退任セレモニー

第五幕 還暦から古稀へ (六十歳~七十歳まで)

「鹿児島総合研究所」に四年余り

専門学校の校長に招かれる

「一能(ひとのう)の時代」へ

「かごしまの食を語る会」のこと

「美しい食の姿」を

「食の神話」=そのウソと真実=

「焼酎の五徳談義」

「四季桜」の仇(あだ)を「新政(あらまさ)」で

本格焼酎【敬天愛人=はかり飲み=】を造る

「焼酎文化・いもづるの会」をつくる

「タケノコ王国・かごしま」に  筍の王様『緑竹(リョクチク)』が登場

一楽照雄さんと平瀬実武さんの思い出

「生活営農」つれづれ草

第六幕 残しておきたいもの

純心学園PTAの思い出

純心短大学長・河野純徳先生

嗚呼! 湯前 巌さん

塗木春志さんを偲ぶ

「恕」の人・重吉栄五郎さん

私の「尊厳死」運動(その一)

日台農協の姉妹盟約ものがたり(一)

前田正名翁の墓にたどりつく

「あらたA二六会」のこと

納骨堂もいっしょのクラスメート

故佐方壽さんへ   弔  辞

南日本新聞夕刊「思うこと」十編のうちの三編(他は割愛)

南日本新聞「論点」―農人の世界は循環と共生

第七幕 半生を顧みて

私の宗教観

私の闘病体験と健康管理

私とお金とのつきあい

私と政治活動

私の趣味

第八幕 わが家族

妻・京子と結婚する

京子は下宿屋のオカミさん

十二人の子宝に恵まれて……………八幡 京子

自宅を新築―借家住まい―マンションへ

朋子と周朗についての覚え書

亡き母の故郷を訪ねて

あとがき

著者略歴

 

[出版社からのコメント]

人を育てるのは結局のところ、成功も失敗も含めて人の生き様に触れるしかないのだろうと思います。コロナの中、リモートワークをはじめ働き方が変わりつつある中で、人の中で揉まれてどの様に生きていくのか、これからの社会のあり方にも思いを馳せつつ本書を楽しんでいただければ嬉しく思います。

著書プロフィール


八幡正則(はちまん・まさのり)

 

1930年(昭和5年)鹿児島県川辺町(旧勝目村)生まれ。

1951年鹿児島農林専門学校卒業。同年鹿児島県指導農協連合会に就職。経済連果樹園芸課長、中央会各課長を歴任し1972年総合対策部長。信連推進部長に転じて1978年参事に就任。1984年に職員退職。同年役員に選任され信連常務理事就任。二期6年を経て1990年に退任。その後、㈱鹿児島総合研究所特別研究員、南日本新聞社客員論説委員、KUCユニバーサルカレッジ校長などをつとめる。

〔現在〕NPO法人「鹿児島県有機農業協会」副理事長、鹿児島県農業農村振興協会アドバイザー、鹿児島大学非常勤講師、県立短大非常勤講師、九州農文協監事、「かごしまの食を語る会」顧問、「焼酎文化・いもづるの会」会長、「かごしま川辺会」会長など。日本協同組合学会、九州農業経済学会の会員。

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