卑弥呼と21世紀をつなぐ宇佐神宮: 今こそ見直すべき神仏習合

徳丸 一守/著

発売日:2018年1月30日

1,000円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:教養



私は大分県に努める一地方公務員です。にもかかわらず、「二十世紀は日本の世紀」だの「宇佐神宮に祀られている比売大神が卑弥呼」である、あるいは「神仏習合の神学」などという大それたことを書くことになりました。何でこのような世界に取り組むことになったのだろうかと考えていくうちに、千九百六十年の日米安全保障条約の改定に伴う一連の出来事が浮かんできました。私はこの時、高校一年生、十六歳でした。日本史を教えて下さった先生はこの騒動を深刻に受けとめ、日本は再び、戦前のような社会になるのではと憂(うれ)え、私たちにもそのように話したものです。新聞のほとんどは安全保障条約の改定に反対でしたから、私もそんなものかと考えていました。ただ、戦前に戻るという意味がよくわからなかった。私のまわりの大人たちからそれに近い言葉やその片鱗(へんりん)すら聞いたことはありませんでした。私は、新聞に書いてあるのだから多分正しいのだろうと思っていました。はっきり言えば、活字に書かれていることは正しいという信仰みたいなものがあつたのだと思います。そんなある日、「帝都日々新聞」を読む機会がありました。うどんの包装として包んでくれたものです。帝都日々新聞は安保改定賛成の論陣を張り、反対の急先鋒(きゅうせんぽう)とも言える朝日新聞を厳しく非難していました。その時、私はいろんな意見があると言うよりは、新聞も、記者つまり人間が書いたものだ、ということは当然新聞記事にも立場の違いや間違いもあるんだと思いいたりました。そのようなことでいつしか、昼休みには図書館に行って各新聞を読み比べるようになりました。もっとも、読むほど理解力があったかどうか疑問ですがそのようにして時間を過ごすことになりました。すべてはそこから発しているのだと思います。(あとがきより)

著書プロフィール


徳丸 一守(とくまる・かずもり)

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