戦後レジームと憲法和平主義

武藤一羊/著

発売日:2019/5/8

1,100円(税込)

発行形態:Kindle版



商品解説

「原理としての平和主義によって、私たちは安倍政権を倒す。それによって戦後国家に作り付けだった他の二つの国家構成原理の排除に向かう。それは、醜悪な野合をとげている帝国継承原理とアメリカの覇権原理を癒着のまま処分し、平和主義原理によって日本列島社会を組織しなおすことに踏みだすことである」(本文より)

大日本帝国の過去の行為を正当化し継承する――「帝国継承原理」の復権を目指し暴走する安倍政権。対米軍事従属や改憲に対抗するために、あらためて安倍政権の本質を国家の正当化原理の角度から問い直した意欲作。

 

目次

Ⅰ 総論

(安倍極右政権を倒すとは何を意味するか、その先に何を開くか ――国家の正統化原理の角度からの考察)

Ⅱ 安倍政権論

(〈自衛権本位主義〉――憲法をそのまま武力行使に連結する ――「閣議決定」と「ナチスの手口」;始まった「レジーム・チェンジ」プロセスの尋常でない性格 ――極右政権の目指す「国のかたち」 ほか)

Ⅲ 脱植民地化と戦後日本

(戦後日本国家の成り立ちと植民地責任;五〇年代原水爆禁止運動のなかの「原子力平和利用」論)

Ⅳ アジア太平洋脱覇権

(「アメリカの太平洋時代」とは何か ――米中「複合覇権」状況の出現と非覇権の立場;米中・日米関係のなかの日中関係としての尖閣・釣魚問題 ――脱軍事化、脱覇権による解決のために ほか)

著書プロフィール


【著者プロフィール】

武藤一羊(むとう・いちよう)

1931年東京生まれ。東京大学文学部中退。

初期の原水禁運動の専従、ジャパン・プレス社勤務などを経て60年代ベ平連運動に参加。60年、英文雑誌『AMPO』創刊。73年、アジア太平洋資料センター(PARC)を設立、96年まで代表、共同代表を務め、国際プログラム「ピープルズ・プラン21」を推進。98年「ピープルズ・プラン研究所」を設立、その共同代表をへて、現在運営委員。83年より2000年までニューヨーク州立大学(ビンガムトン)社会学部教員。

著書に『支配的構造の批判』(1970年、筑摩書房)、『根拠地と文化』(1975年、田畑書店)、『日本国家の仮面をはがす』(1984年、社会評論社)、『政治的想像力の復権』(1998年、御茶ノ水書房)、『ヴィジョンと現実』(1998年、インパクト出版会)、『〈戦後日本国家〉という問題』(1999年、れんが書房新社)、『帝国の支配/民衆の連合』(2003年、社会評論社)、『アメリカ帝国主義と日本戦後国家の解体』(2006年、社会評論社)、『潜在的核保有と戦後国家』(2011年、社会評論社)など多数。

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