春の残像:洲浜昌三詩集 詩と詩論

洲浜 昌三 / 著

発売日:2020/7/12

800円(税込)

発行形態:電子書籍



商品解説


[商品について]

ー第19回中四国詩人賞を受賞ー

時はいつも勝手に過ぎる。

出会った人は、やがて記憶の中に去る。

しかし記憶の中からふいに訪れる人たち、届けられる言葉がある。

目の前の風景に言葉を乗せ、形はやがて紙になる。

みずみずしい感性から思索の時代まで、詩人のこれまでの創作活動の中から44編を選びまとめた作品集。巻末に詩作に関するエッセイを収録。

 

[目次]

Ⅰ 青春のシルエット

 うつむいたまま遠ざかる

 夕日のシルエット

 ぶきっちょなひとつの人生を

 何が届いただろう 十七の心に

 他6篇

Ⅱ 言葉は風景を背負って

 桜前線みちのく北上

 笑顔

 遠い風景を背負って

 最後のことば

 他7篇

Ⅲ 石見(いわみ)銀山考

 石見銀山(いわみぎんざん) 五百羅漢

 石見(いわみ)銀山 人口二十万人

 石見は何もない空白地帯

 七歳までは神のうち

 他2篇

IV 水車があった村

 あの雲の下

 空にそびえる草原

 ここに藁(わら)ぶきの農家があった

 しゃきらもなぁ いっこくもん

 他3篇

Ⅴ 思いを紙に乗せ

 野道を行くと蝶になり

 流人のように草を抜く

 澄みきった晩秋の空に

 張家口(ジャンジャコウ)の崩れたレンガ塀

 他6篇

Ⅵ エッセイ(詩論)

 1 詩とは何か、詩の魅力

 2 個別性と普遍性

 3 詩が いつの間にか外にある

 4 現代詩と詩の多様性

あとがき

北 雅行 作品集

著者略歴

 

[出版社からのコメント]

詩の表現は多様で、作者の感性の中で転がされている様な気がする作品もあれば、まるで水族館のガラスの向こうの魚のように手の届かない感覚を覚える作品もありますが、本書に収められているのは、作者が読者の隣に立って同じ風景を眺めているような、人肌の温もりをもった作品です。目の前の出来事に魂をこめて詩が作られるのであれば、こめるその手の温もりが本作品たちに伝わったのではないか、そんなことを思わされます。

「詩はよく分からない」と思われる方にこそ、読んでいただきたい一冊です。

著書プロフィール


洲浜 昌三(すはま・しょうぞう)

1940年 島根県邑智郡邑南町(旧瑞穂町)生まれ

早稲田大学教育学部英語英文科卒

旧県立益田工業 邇摩 旧川本 大田各高校歴任

〈所属等〉旧「文芸首都」、旧「日本海文学」、「石見詩人」、「山陰文藝」、季刊「高校演劇」、島根県詩人連合(理事長)、中四国詩人会(理事)、日本詩人クラブ、大田市演劇サークル劇研「空」(代表)、島根県文芸協会(理事)、大田市文化協会(理事)、全国(中国・島根)高校演劇協議会(顧問)、日本劇作家協会

〈主な著作〉詩集『キャンパスの木陰へ』(1970 石見詩人社)、詩集『ひばりよ 大地で休め』(1978 石見詩人社)、脚本『洲浜昌三脚本集』(1989 門土社総合出版)、『劇作百花』(2、3巻 門土社総合出版)、『邇摩高校60年史』『川本高校70年史』『人物しまね文学館』(以上共著)

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