混迷する心のカウンセリング読本:問題の根本原因に深く踏み込んでいくために

山田 幸一 / 著

発売日:2021/8/24

880円(税込)

発行形態:電子書籍



商品解説


[商品について]

―問題をどう捉え、どの様な方法で何ができるのかを考える―

アルコールや薬物依存、少年犯罪や通り魔、ストーカーなどの各種犯罪、引きこもり、若者の自立支援など、私たちの社会は極めて喫緊で解決の困難な多くの問題を抱えている。

本書は、警視庁時代から各種事件の相談や捜査を担当し、公私にわたり社会福祉に携わってきた著者が、そうした問題をさまざまな視点から考察し、その対応策を示しながら、現場での実践の足掛かりとするべく、多くの実践の中から獲得してきた経験知を総括して解説した作品である。

現代社会が抱える問題を考えるうえで示唆に富む内容となっている。

 

[目次]

まえがき

第一編 アルコール・薬物治療最前線 ―アメリカ「ベティ・フォード・センター」研修からの考察―

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.ベティ・フォード・センター(BFC)の概要

Ⅲ.PIRプログラム(外部専門家実習プログラム)

Ⅳ.講義内容

Ⅴ.BFCにおける治療の流れ

Ⅵ.週刊プログラムの内容と考察

Ⅶ.自己評価方法

Ⅷ.おわりに

第二編 少年犯罪とカウンセリングの実際 ―少年犯罪の現状と犯罪防止対策の一考察―

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.少年犯罪の基本的見立て方

Ⅲ.少年犯罪の現状とその原因について

Ⅳ.犯罪から子どもを守るための方策

Ⅴ.子供とこころのケア(子どもへの接し方、心身の病、子どものこころに触れる手がかり)

Ⅵ.カウンセリングの実際

Ⅶ.今後の少年犯罪の防止に向けて

Ⅷ.おわりに

第三編 通り魔殺人事件の心理・背景とその対策について ―最近の2件(秋葉原・八王子)の通り魔殺人事件からの考察より―

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.秋葉原・八王子通り魔殺傷事件の概要

Ⅲ.過去の通り魔殺傷事件と2件の通り魔殺傷事件の共通点

Ⅳ.容疑者の心理とその背景及び対策の手がかり

Ⅴ.おわりに

第四編 非行臨床とケースワークを求めて ―非行少年の見立て方と支援方法の一考察―

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.非行臨床の対象と方法

Ⅲ.非行臨床の具体的展望と方法

Ⅳ.非行カウンセリングの実際

Ⅴ.非行少年の立ち直りへの支援

Ⅵ.もう一度、非行少年が「悩む」ということとは

Ⅶ.おわりに

第五編 長年の引きこもりからの脱却支援 ~統合失調症・アルコール依存症の二つのケースより~

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.事例の概要

Ⅲ.考察

Ⅳ.おわりに

第六編 若者(学生)の生きにくさと自立へのサポート方法を考える ~問題を抱える学生支援~

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.問題の所在

Ⅲ.問題の発生

Ⅳ.問題を考えるに際しての種々の視点

Ⅴ.現実の問題として

Ⅵ.おわりに

第七編 依存症と家族カウンセリング

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.依存症の対象

Ⅲ.依存症の共通要素

Ⅳ.依存症への入り口

Ⅴ.それぞれの依存症

Ⅵ.依存症の周辺にある問題

Ⅶ.おわりに

第八編 最近のストーカー犯罪と被害者救済の問題点について

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.過去のストーカー事件の概要

Ⅲ.各ストーカー事件の問題点の抽出

Ⅳ.ストーカー事件への対応策の提言

Ⅴ.おわりに

第九編 ストーカー犯罪の考え方と被害者対策・加害者更生について 第二弾「相談室の現状から」

Ⅰ.はじめに

~「自分で解決」もう不可能~

Ⅱ.ストーカー問題の起源とかかわりの出発点

Ⅲ.ストーカーの発端と基本的対策(今までの考え方)

Ⅳ.女性ストーカーの問題

Ⅴ.スターストーカーの問題

Ⅵ.米国の事情

Ⅶ.加害者への視点

Ⅷ.ストーカーの病理と現代的意味

Ⅸ.最近のストーカー事件と今後の対応策

Ⅹ.最近のストーカー対策の考え方(加害者の問題)

Ⅺ.最近のケースとして

Ⅻ.被害者支援

XIII.ストーカー行為の厳罰化の問題(行為の規制対象と規制対象外)

XIV.おわりに

あとがき

著者プロフィール

 

[出版社からのコメント]

人間関係の変化や社会からの孤立化は様々な場面で問題となっていますが、社会が人と人とのつながりで成り立っている以上、こうした問題は、現に直面している当事者であるか否かにかかわらず、社会全体としてどう考えていくかが問われているように思います。本書が、空虚な議論ではなく、何をなすべきかを考えるための一助となることを願います。

著書プロフィール


山田幸一(やまだ・こういち)

 

1952年山梨県大月市生まれ。法政大学法学部卒業。元警視庁警部補。警察学校、各警察署、機動隊等を経て刑事課係長を最後に退職。各種事件相談や事件捜査を担当、この間、アメリカ・ボストン警察にて短期海外研修終了。救護施設(アルコール依存症リハビリ施設・救世軍自省館)にて勤務、この間、依存症専門治療センター(アメリカ・ベティフォードセンター)にて研修終了。社会福祉士。専任教員としてアルファ福祉専門学校を経て日本福祉教育専門学校にて勤務、学生部長・教務部長・副校長等を歴任。現在は他校にて非常勤講師、某市、障害者相談支援事業所にて、相談支援に従事また、「ykカウンセリング&心理相談室」を開設し、各種相談を受理し、カウンセリングを実施している。刑事経験をもとにストーカー犯罪等対策専門家として各種犯罪を心理学的立場から考察し、テレビ・新聞・雑誌等でコメントの経験を持つ。2000年大正大学大学院・臨床心理学修士課程修了。

 

著書に「元刑事が教える完全ストーカー対策」(同文書院)「同上新書」(同文書院)「女性のためのストーカー・暴力〔救急相談室〕」(同文書院)「ボランティア活動への誘い」(新生出版)などがある。

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