生命倫理学のすすめ:生と死をめぐる現代の諸問題

岡部 一興  / 著

発売日:2020/5/25

700円(税込)

発行形態:電子書籍



商品解説


生命倫理学は、現代の私たちが抱える諸問題の中でも最も先鋭な領域を扱う学問である。生と死の狭間で人の倫理が問題になる事例は、人工中絶や脳死、安楽死、クローン技術など数多く存在し、いずれも私たちの喫緊の課題となっている。生命倫理学の嚆矢であるポッターの様に、地球環境という問題まで視野を広げれば、生命倫理学は現代社会の重要問題のほとんどに対峙することとなる。

本書は、「生と死」をテーマとして、生命倫理学の扱う広範な問題について、初学者にも分かりやすく解説し、考察を試みる入門書である。本書には、現在進行形の問題も多く含まれており、私たちが問題を共有し自らの意見を持つための必読の書となっている。

 

「目次]

はじめに

第一章 生命倫理学とは何か

第二章 生と死を見つめて —健康と病気—

第三章 いのちを考える

第四章 人工妊娠中絶と生命倫理

第五章 環境倫理

第六章 脳死と臓器移植

第七章 安楽死・尊厳死

第八章 生命倫理学と宗教

第九章 今後の生命倫理学と医療

結びにかえて

参考文献

著者紹介

 

[出版社からのコメント]

コロナウィルスは私たちの社会に潜む多くの問題を明らかにしていますが、医療崩壊による「命の選択」は、中でも最も深刻な問題のひとつと言えます。これは医療従事者の倫理の問題ではなく、社会の総体としての私たちが引き起こす問題として考える必要がありますが、解決の糸口を見つけるのは容易ではありません。本書はこうした難しい問題について、ときに生と死をめぐる人の歴史を視野にいれながら、私たちが置かれている現在地点を明らかにします。

多くの方が本書を手に取り、ひとりの市民として問題に向かい合うための一助としていただけることを願います。

著書プロフィール


岡部 一興(おかべ・かずおき)

 

一九四一年東京都荻窪生まれ。

一九七〇年明治学院大学大学院経済学研究科修士課程修了、相洋中高等学校教諭、教頭などを歴任。

その後明治学院大学、明治大学、青山学院大学、麻布大学において講師を勤めた。

現在明治学院大学キリスト教研究所協力研究員、フェリス女学院理事。

キリスト教史学会会員、日本歴史学会会員、経済学史学会会員。

横浜プロテスタント史研究会代表

 

著書

単著

『横浜指路教会百二十五年史 通史編』横浜指路教会 二〇〇四年

『現代社会と教育』学文社 二〇〇七年

『生命倫理学と現代』港の人 二〇一二年

『山本秀煌とその時代』教文館 二〇一二年

『長谷川誠三―津軽の先駆者の信仰と事績』教文館 二〇一九年

共著

『横浜開港と宣教師たち−伝道とミッション・スクール』有隣堂 二〇〇八年

『宣教師と日本人―明治キリスト教史における受容と変容』教文館 二〇一二年

『植民地化・デモクラシー・再臨運動』教文館 二〇一四年

『横浜の女性宣教師たち―開港から戦後復興まで』有隣堂 二〇一八年

 

翻訳

編著、有地美子訳『宣教師ルーミスと明治日本―横浜からの手紙』有隣堂 二〇〇〇年

編著、高谷道男訳・有地美子訳『ヘボン在日書簡全集』岩波書店 二〇〇九年

 

他論文多数

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