石見浜田藩異端船頭二代記
板垣 衛武/著
発売日:2019/9/6
1,836円(税込)
発行形態:オンデマンドプリント(ペーパーバッグ)
ページ数:258
「あーあ出来損いの船頭が破船してしもーたがね、皆さまに申し訳ないの」(本文より)
江戸時代、各藩が私的に外国と貿易することは国法により禁止されていた。それでも、年貢増徴や藩士の俸禄切り下げに頼らず、罪を犯してまでも浜田藩の財政危機を救おうとした一人の男がいた——江戸時代には大罪人、現代は浜田が生んだ偉人として脚光を浴びる回船問屋「会津屋八右衛門」と彼の父・清助の活躍を描いた傑作歴史小説!
板垣 衛武(いたがき・もりたけ)
1935年生まれ。中国天津市で育ち、終戦で両親の郷里島根へ引き揚げた。
玉湯中学、松江高校(現松江北校)、大阪市立大学商学部卒業。
シャープ株式会社勤務後、自営業。
リタイアして、同人誌「関西文學」、「文藝かうべ」で、主として島根と大阪の歴史小説を発表してきた。
兵庫県西宮市在住
電子書籍著書
「石見銀山―須佐高櫓城と銀山山吹城」『関西文學』
第六十四号(二〇〇八年三月発行)
「石見銀山―釜屋間步と大久保間步」『文藝かうべ』
第三号(二〇一二年十一月発行)