雲の先の修羅: 「坂の上の雲」の歴史観と日本人のアイデンティティ

半沢 英一 / 著

発売日:2019/12/9

800円(税込)

発行形態:電子書籍



商品解説


世界に雄飛する日本の姿を描いた『坂の上の雲』。

その裏に隠された、不都合な真実とは。

 

司馬遼太郎は『坂の上の雲』において、日露戦争を「日本の祖国防衛戦争」として描いた。そこには、史実に反した歴史観を物語るための「意図的な隠蔽と曲筆」、そして「半ば意識的な不勉強」があった――。『坂の上の雲』における歴史認識とそれに関わる叙述の問題点を、客観的事実に基づいて体系的に検証し、日本人のアイデンティティの問題を考えなおす。

 

「露伴は、のどかに見える雲の峰の向こうに、人間が殺し合い「修羅がころがる」=「修羅堂が転回する」世界があるという俳句を作りました。(中略)少しでも多くの方に「雲の先の修羅」が見られる感覚を持ってもらえることを願ってこの本を書きました」(おわりに)

著書プロフィール


半沢 英一(はんざわ・えいいち)

東北大学理学部数学科卒。理学博士。現在金沢大学教員。

 

著書

 『狭山裁判の超論理』解放出版社、2002

主要論文

「ステファン問題の古典解(英文)」(『東北数学雑誌』1981)

「シュヴァルツ超関数の理念の一般化(英文)」(『日本産業応用数学雑誌』1992)

「数学と冤罪─弘前事件における確率論誤用の解析」(庭山英雄編『被告最高裁』技術と人間、1995所収)

「ナッシュの等距離埋蔵論文の影響についての私見」(『ナッシュは何を見たか』シュプリンガー・フェアラーク東京、2005所収)

「ナッシュのゲーム理論―正義と競争の数学的関係」(『数学通信』2007、日本数学会ホームページで公開)

「倭人伝の短里と中国古代天文学」(横田健一編『日本書紀研究第二十二冊』塙書房、1999)

「聖徳太子法皇倭王論」(横田健一編『日本書紀研究第二十四冊』塙書房、2002)

「ネオリベラリズムの反人権性─「シャーリーズ・セロン、イ・ヨンエ、反WTO闘争」を語る」(2008、金沢市フェアトレード・ショップ「アジール」ホームページで公開)

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