人間としての「生きる」ことの難しさ、そんな疑問を問いかける一冊。

人間への「問いかけ」

町屋 肇/著

発売日:2017年9月19日

700円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:教養



人間としての「生きる」ことの難しさを実体験の中から会得し、喜びや楽しさよりも、反省と後悔と悩ましさが去来する日々が、齢(よわい)七十にして巡ってくるとは夢想だにしていませんでした。

 

 その思いを強く押し上げているのが、身の回りの社会的な風潮です。自由を標榜した勝手気ままな自己中心的な行動がはびこるのは、マスコミも含めた社会的風土がそれを認めて助長しているからです。その結果、低学年からの「いじめ」にはじまり、成人してからの「自殺」の増加となっています。「いじめ」の現象は、大人の生活の鏡であると受け止めることができるのではないでしょうか。また、年間三万人を超える自殺者が十年以上も続いていることに対しても、根本的な解決策を見出せないまま放置しています。これは、社会の仕組みに自殺者を生み出す原因が秘められているにもかかわらず、そのことを棚上げにし、自殺者の自己責任として封じ込めているためだと思われます。このような社会的環境が、「幸せ」や「生きがい」を齎すとは思えません。更に、年寄りを手玉に取る若者たちの「振り込め詐欺」にいたっては、年配者に対する「いたわり」の気持ちや人間に対しての尊敬が微塵も見受けられない状況と読み解くことができます。このような「心」の疲弊は、敬愛の念や人間としての繋がりが完全に断ち切られているからではないかとの疑念が湧いてきます。

著書プロフィール


町屋 肇(まちや はじめ)

 

1942年 旧満州国生まれ、青森県育ち。

1967年 神奈川大学法経学部経済学科(大熊信行ゼミ)卒業

1967年 特殊法人 公立学校共済組合本部 就職

2003年 特殊法人 公立学校共済組合本部 退職

2003年 財団法人 教職員生涯福祉財団 就職

2008年 財団法人 教職員生涯福祉財団 退職


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