舞妓つれづれIII 

宮内 勝廣(著)

発売日:2016年12月21日

 私は京都・祇園を訪れるたびに、日差しと町家がつくり出す陰影、それを背 

景に舞妓の様式美(季節の移ろい、時節の花があしらわれた着物や帯、さりげ 

ない芳香)が織りなす馥郁とした古都の情緒に浸れます。ちなみに舞妓の髪を 

彩る簪は、月に1 本づつ13 種類(1 本多いのは正月の稲穂)あり、繊細な季節 

の移ろいをシンボル化し、現しています。 

  

「舞妓つれづれ」はこれで三作目~一写入魂~いよいよ佳境に入ります。前 

述のように舞妓様式の一面には「自然に調和する備え」ともいうべきものがあ 

ります。また日頃の修業・鍛錬の成果でしょうか、舞妓域を離れた異質な地域・ 

場所でも舞妓としての基本的な有り方を保持し、凛として変わることはありま 

せん。一方、オフの時のように普段は見られない芸舞妓の表情や微妙な違和感・ 

コントラストを読者諸氏に楽しんでいただけることも拙著の意図し期待する一 

つであります。 

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アート

 

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