ひとり介護と揺らぐ生活のはざまで──認知症の母と私、一年間の記録

(著) 坂元達男

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作品詳細

【2018年に発刊された『おばあちゃん、いっしょに笑おうよ:痴呆症の母との暮らし』の改訂版です】

ー限界に近い介護の日々。その中で見つけたものー
認知症のような症状が見られ始めた母といっしょに暮らして約一年。その間に妻との離婚もあり、知的障害のある息子と三人で暮らす日々。介護と両立のできる仕事を探すものの思うようには見つからない。ついには仕事につくことも、母を施設へ通わせることも諦め、一人で介護に専念することを決める。身も心もほとんど限界を迎えていながら、どうにか母を支えようともがき続けた著者の一年間を綴った奮闘記。兄弟や姉妹がいても、結局は誰か一人が担うことも多い親の介護問題を克明に描いた一書。

[目次]
一九九五年
一九九六年
あとがき

[担当からのコメント]
親の介護をしている人の中には、本書の著者のように仕事を辞めざるを得ない人もいます。無理なく働きながら介護ができる、そのためには周囲の理解やサポートが欠かせません。そのような点からも、人を雇用する立場の方や従業員をサポートする業務に携わっている方などに、介護の実態を知るきっかけとしてぜひ読んでいただきたい一書です。

[著者プロフィール]
坂元達男(さかもと・たつお)
 1937年宮崎県都城市に生まれる。10代の頃から文章が好きで書店巡り。中学を卒業後就職、会社の同僚で形成する機関紙に小説(短文)エッセイ・詩などを書きまくる。
 20代の頃、自分自身を磨くのに何が必要かということに目覚め、それには学問が第一と1961年25歳にして定時制高校(夜学4年制)に入学。
 卒業後結婚、一男一女を授かるが1989年離婚。
 現在、知的障がい者の息子と二人暮らし。
 障がい者関係の活動に奮闘中。都城支部発行(育成会だより)に活動状況、エッセイ、小説と苦戦。

 ・宮崎県手をつなぐ育成会理事
 ・宮崎県手をつなぐ育成会都城支部長
 ・都城市障がい者団体連絡協議会 監事
 ・好きな言葉 静寂
 ・尊敬する人 オードリー・ヘプバーン

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