ふるさとを遠く離れて: インドネシア残留日本兵たちの声

(著) 長洋弘

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作品詳細

[商品について]
1945年8月15日、日本が戦争に負けても、帰国しない人たちがいた。本書は、インドネシアに留まって独立戦争を戦い、祖国に帰ることなく骨を埋めた元日本兵の記録である。
「―― あんたはいい時代に生まれたな」
死にたくなければ殺すしかない。そう思わなければならない青春、独立という大義があっても頭から離れない「脱走兵」という言葉、そして独立を勝ち取った彼らの帰国を阻む、こころに響く「非国民」の声――。
本書には、筆者と「糸でつながっているように」出会う彼らの魂が、鮮やかに写しとられている。
私たち日本人の「現実」を知るための、必読の書である。

「目次]
悲しみはいつまでも
インドネシアへ
日本が戦争に敗けた日
長い旅のはじまり
インド洋のみえる小さな村
妻の墓に土下座したい
スマトラの暑い夏
山田記者の手紙
深い深い心のいたみ
ジャカルタでの写真展
あとがき

[出版社からのコメント]
「戦争はするべきではない」と誰もが分かっていても、戦争が過去のものとなって「歴史的事実」として残されているだけの私たちには、その先にある「地獄」まで思い描くことはできません。本書に紹介されている元日本兵の人生は、殺戮の日々は「地獄の始まり」に過ぎないことを、私たちに教えてくれます。彼らの心の中で響く「非国民」の声は、国民の声であったことを、戦後を生きる私たちは知っておかなければなりません。
インドネシアでも、独立戦争を日本人が戦ったことを知らない人は多いといいます。
本書が多くの方に読まれ、彼らの残した平和を継承する一助となることを心より願います。

【著者プロフィール】
長 洋弘(ちょう ようひろ)

1947年埼玉県に生まれる。谷川岳の山岳ガイド高波吾策氏に師事。
東南アジアや中東などを主に取材。近年では日本・インドネシア国交樹立記念メインカメラマンとしてインドネシア世界文化遺産などを撮影。
現在、市民大学、写真教室などの講師を勤める。
日本写真協会所属、文化庁登録写真家。

賞歴
林忠彦賞、国際児童年記念写真展大賞、土門拳文化賞奨励賞、社会貢献者表彰、外務大臣賞(団)など。

著書
『帰らなかった日本兵』朝日新聞社 『二つの祖国に生きる』『戦争とインドネシア残留日本兵』『ミエさんの戦争』『海外日本人学校』草の根出版会 『遥かなるインドネシア』『ぱんちょろ よーちゃん』『バリに死す』燦葉出版社 『バパ・バリ』『インドネシア残留日本兵を訪ねて』『インドネシア残留元日本兵(なぜ異国で生涯を終えたのか)』『冒険に生きる』社会評論社 『PERJUANGAN IB MIE OGURA』YWP、などがある。作品をアサヒカメラ、フォトコンテスト、歴史街道などで発表。

 他
『帰らなかった日本兵』はテレビ朝日、日本テレビ系列で映像化。NHKラジオ深夜便、TBSラジオ、テレビ埼玉などで元日本兵を語る。劇団ボートシアターが東京国際フォーラム、劇団ドラマチックメッセンジャーが大阪宮の森プラネットホールで劇化。

収蔵作品歴
『帰らなかった日本兵』80点 周南市美術博物館 ジャカルタ日本大使館 東松山ギャラリー
『こーらんの国から』30点  土門拳美術館

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