エアーズロック

(著) 小笠原新

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作品詳細

「鳥も獣も虫も、草や木や水……人間も、すべては大地に結び付けられている。人間が大地を所有しているのではない、大地が人間を所有しているのだ」(本文より)

オーストラリアのどまん中に、「地球のへそ」と言われる場所がある。アボリジニの聖地であるエアーズロック(ウルル)だ。そこを訪れた大学生のタケルは、僧正のように優しく穏やかな老人と奇妙な出会いを果たす。壮大なオーストラリアの自然風景とともに、アボリジニの人々との暖かい交流を描いた表題作ほか、6編の短編小説と3編の詩を収録。
旅、出会い、そして別れ――さまざまな人生の場面を鮮やかに切り取った、叙情豊かな作品集。

 目次
ガンダーラの仏頭/タヒチの女/マハーリア伝/弱い選手/海へ向かうあなたに/エアーズロック/無名戦士の墓に

【著者プロフィール】
小笠原 新(おがさわら・しん)
本名小笠原敏夫、神奈川県横須賀市に生まれる。
早稲田大学教育学部入学。卒業後、山形県酒田市に高校国語教師として赴任。定年を迎え、退職。
「文学」では、「荘内文学」「文藝酒田」「北地」(現在、いずれも廃刊)に詩、小説、翻訳、海外旅行の紀行文等を執筆。
短編小説集『エアーズ・ロック』を刊行。日本図書館協会の推薦図書に選ばれる。後に『エアーズロック』と改題、日本文学館より再版された。
この後、長編歴史小説『シーギリヤの雨』(文芸社)を発表、日本図書流通センターより優秀図書に選定される。また、「直木賞」候補作として推薦される。近年、「高山樗牛賞」を受賞した。

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