エッセイ集 旅のプラズマ:心に残る街・人・言葉
(著) 首藤和弘
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[商品について]
定年退職を機に立てた「年に一度は海外旅行を」という計画――。
本書は、長年連れ添った妻とともに巡ったヨーロッパ、アメリカ、アジアの忘れえぬ日々の記録である。
スペインでは牛ではなく鳩に目をやり、イタリアで政治を思い、中国でかつての日本を見る。ビジネスマンとして、一人の日本人として、心に刻んだ人や景色を鋭い感性で描き出す本書は、文化論的旅行記とでもいうべき一書となっている。
「目次]
まえがき
ヨーロッパの国々で
スペインと鳩
オランダに授かった慈愛
忘れ得ぬ店〝ヘルベルグ・ブリッシング〟
間に合わなかった心の準備
ベネツィアでの予期しなかった政治談義
はるかな国で
コスタリカのオペラハウス
一日7センチの機織り
シチリア──ガリバルディ──ラグーザ・お玉
お隣の国と
アンニョン ハセヨ
上海 一〇年毎の定点観測
日米技術力の勝敗の行方
大国のはざまを生き抜いた国々
マリア様は一度も助けてくれなかった
音楽の都の極右政権騒動
チャスラフスカとザトペック
海外編のむすびに代えて
駅に改札口のない国
忘れ得ぬ旅《国内編》
『奥の細道』の北辺
波の国から生まれ出た調べ
あとがき
著者略歴
[出版社からのコメント]
旅をしたとき、お土産以外に手元に何が残るでしょうか。写真、思い出、そうしたものだけでなく、その国の人から印象的な「言葉」をもらえたなら、それは最上級の旅であるといえるでしょう。
本書は、その最上級の旅の記録でもあります。この旅が多くの人を魅了することを願ってやみません。
[著者プロフィール]
著者略歴
首藤 和弘(しゅとう・かずひろ)
1935年、大分県臼杵市に生まれる。
現在、東京都杉並区在住。
(株)マザーズシステム・ジャパン顧問。
三井銀行、三井ホームリンケージ(三井ホームのファイナンス会社)などを経て、現職。1980年代以降、出張や旅行を桟に国内全県に赴き、その地の酒をたしなむ中で、酒の本を3冊出版。また、旅を愛し、国内だけでなく海外旅行・出張も二三回に及び、二五か国、七五都市を訪問、『旅のプラズマ』を発行。
『酒は風……亀の翁を造る人々』(大月書房 共著)
『蔵元のすすめる飲み屋』(かんき出版)
『高校生が酒を造る町』(自費出版)
『旅のプラズマ……心に残る街・人・言葉』(新風舎)
『旅のプラズマパートⅡ……世界の酒と日本酒の未来』(フルネット社)
純米酒を楽しむ会 主宰
風の会(各地の名肴でその地の酒を飲む会)代表。
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