ギリシャ神話を彩る古代貝紫の物語:蘇った古代文明の色

(著) 西山和恆

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作品詳細

[商品について]
貝紫は、古来より人を魅了してきた。
本書では、神が与えた色「古代貝紫」を求めて、地中海、エジプト、エーゲ海と、当時の人と貝紫の関わりを膨大な歴史・文化から丹念に掘り起こしながら、文明の興亡の中で貝紫がどの様に受け継がれていったのかを明らかにする。
また本書は、貝紫というひとつの染物文化の消滅を追うことで、私たちが直面している自然環境の荒廃を知ることができる啓蒙の書でもある。

「目次]
はじめに
貝紫による染めのあらまし
貝紫との出会い
第1章
 神に与えられた楽園エデンの園
 楽園の海地中海の成り立ち
 神々と人類の苦悩のはじまり
 他
第2章
 エーゲ海への船旅
 カナンに辿りついた遊牧の人々
 カナン人の守護神メルカルト伝説
 他
第3章
 エーゲ海文明のはじまり
 ミノア文明が語るもの
 太古の夢が眠るクレタ島
 他
第4章
 ミュケナイ文明とトロイア文明
 赤い染め象牙は我が国の正倉院にもある
 ギリシア文明のあけぼの
 豊かさを得たギリシアの苦悩
第5章
 ペルシア戦争の勃発
 フェニキア人と地中海の夜明け
 アレクサンダー(アレクサンドロス)大王の出現
 他
第6章
 ローマの台頭とフェニキアの滅亡
 宿命の対決ポエニ戦争はじまる
 最後の決戦第三次ポエニ戦争はじまる
 他
第7章
 プトレマイオス王朝最後の王・クレオパトラ
 カエサルの野望とクレオパトラ
 クレオパトラとカエサルの蜜月
 他
第8章
 救世主イエスキリストの生誕
 貝紫の贋物(にせもの)が登場した
 神に与えられた地中海そして貝紫
あとがき
謝辞
参考文献
古代ギリシアローマ時代地名図
著者略歴

[出版社からのコメント]
色と文化は大変深いつながりがあります。中でも衣服は、人が古くから大きな関心を寄せてきた文化といえるでしょう。本書では、染色の中でも貝紫というひとつの色によって、壮大な古代文明の世界が目の前に広がる様を味うことができます。それはギリシャやローマの神話・伝承とは異なる目線でみた貝紫の生きた世界です。
歴史を学ぶとはどういうことなのか、その答えのヒントが本書の中にはあります。
本書に刺激を受け、私たちの歴史に思いを馳せる一助となることを願ってやみません。

【著者プロフィール】
西山 和恆(にしやま・わこう)
筆者は福岡県出身、昭和一四年八月二六日生まれ、本名西山浩行
八〇歳、大戦後、故あって十歳のおり静岡県に移住、以後この地を故郷とした。焼津市立中学校を卒業した一五歳のおり上京、世田谷の友禅染工房、恩師佐竹達三郎に師事、以後、今日に至る六五年、友禅染を生業としている。

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