ツアーでもお遍路は良し:バスでめぐる四国八十八ケ所巡礼記

(著) 田中重昌

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作品詳細

[商品について]
―人生は、お遍路というフィルターを通して新たな姿を見せる―
それぞれの思いや祈願の目的で、弘法大師空海の霊場八十八ヶ所を巡る四国遍路。本書はそんなお遍路をバスで巡るツアーに参加した著者の、そこにいたるまでの「あれこれ」と実際の旅の様子を自身の人生と共に綴ったバスお遍路+人生記である。多くの人々や四国の自然との出会い、お遍路の順路やマナー、自分を見つめ直す時間など、かけがえのないお遍路の旅の魅力を感じられる一書。

[目次]
一、お遍路への想いと人生
四国お遍路への想い
四国お遍路の風物詩
弁解の一言
旅への想い
人は旅好き
無茶苦茶な旅
仏教への関心
心の中に残る無量寺
武運長久
バスの旅
友とのドライブ
転勤と勤務内容の変化
自分史に代えて
通勤時間は読書と会話の時間
水計画・調整事務
県総合開発計画
佐久間ダム・秋葉ダムの調整問題の根源
『天竜川の利水』(発行 静岡県生活環境部水対策調整課)
不快なこと
果たせなかったこと
思い出す夏期錬成野球大会
既存資料と読書ジャンル
お遍路人の白装束に魅せられて
白装束から連想されるもの
旅で出会った人
わたしの読んだもの
思い掛けない出会い
幻想の四国お遍路の旅
バスお遍路の選択
体力の衰え
良き友に出会って
決断
暫くの待機
お遍路で唱えるお経を覚える
般若心経
巡礼におけるその他のお経
バス会社の説明会
考え悩むより実行
お遍路用品について
二、わたしのお遍路概要
お遍路概要
祈願
前半の概要
お遍路をしたときの年齢
お遍路の移動の方法
日 程
ツアー参加者
参加費用
後半の概要
お遍路したときの年齢
霊場めぐりの方法
日 程
ツアー参加者
参加費用
三、バスお遍路
霊山寺から始まった一日目
いざ出発
恥を知る
第一番霊場 竺和山 霊山寺
第二番霊場 日照山 極楽寺
第三霊場 亀光山 金泉寺
何となく落ち着きの出てきた二日目
十番霊場 得度山 切幡寺
第九番霊場 正覚山 法輪寺
第八番霊場 普明山 熊谷寺
第七番霊場 光明山 十楽寺
第四番霊場 黒巌山 大日寺
第五番霊場 無尽山 地蔵寺
第六番霊場 温泉山 安楽寺
第十一番霊場 金剛山 藤井寺
第十二番霊場 摩蘆山 焼山寺
第十六番霊場 光耀山 観音寺
朝のお勤めで始まった三日目
第十三番霊場 大栗山 大日寺
第十四番霊場 盛寿山 常楽寺
第十五番霊場 薬王山 国分寺
第十七場番霊場 瑠璃山 井戸寺
第十八番霊場 母養山 恩山寺
第十九番霊場 橋池山 立江寺
第二十番霊場 霊鷲山 鶴林寺
第二十一番霊場 舎心山 太龍寺
第二十二番霊場 白水山 平等寺
アラ偶然
花吹雪が迎えてくれた四日目
第二十三霊場 医王山 薬王寺
第二十四番霊場 室戸山 最御崎寺
第二十五番霊場 宝珠山 津照寺
第二十六番霊場 龍頭山 金剛頂寺
第二十七番霊場 竹林山 神峰寺
第二十八番霊場 法界山 大日寺
第二十九番霊場 摩尼山 国分寺
稀有な歴史のある霊場の巡礼から始まる五日目
第三十番霊場 百々山 善楽寺
第三十一番霊場 五台山 竹林寺
第三十二番霊場 八葉山 禅師峰寺
第三十三番霊場 高福山 雪蹊寺
第三十四番霊場 本尾山 種間寺
第三十五番霊場 医王山 清瀧寺
第三十六番霊場 独鈷山 青龍寺
四国最南端の金剛福寺までの六日目
第三十七番霊場 藤井山 岩本寺
第三十九番霊場 赤亀山 延光寺
四万十川の船下り
第三十八場番霊場 瑳蛇山 金剛福寺
雨が気にならないバスの巡礼七日目
第四十番霊場 平城山 観自在寺
第四十一番霊場 稲荷山 龍光寺
第四十二番霊場 一 山 仏木寺
第四十三番霊場 源光山 明石寺
第四十七番霊場 熊野山 八坂寺
十夜ケ橋
八坂寺
第四十六番霊場 医王山 浄瑠璃寺
岩屋寺から始まる八日目
第四十五番霊場 海岸山 岩屋寺
第四十四番霊場 菅生山 大宝寺
第四十八番霊場 清滝山 西林寺
第四十九番霊場 西林山 浄土寺
第五十番霊場 東山 繁多寺
第五十二番霊場 瀧雲山 太山寺
第五十三番霊場 須賀山 円明寺
第五十一番霊場 熊野山 石手寺
宿へ
前半帰路の九日目
前半を終えて
不思議なこと
近代建築の香園寺に始まる十日目
後半の始まり
第六十一番霊場 栴檀山 香園寺
伊予の国分寺の参拝に始まった十一日目
第五十九番霊場 金光山 国分寺
第五十八番霊場 作礼山 仙遊寺
第五十七番霊場 府頭山 栄福寺
第五十六番霊場 金輪山 泰山寺
ふれあいの場を求めて
第五十四番霊場 近見山 延命寺
蓮の種
第五十五番霊場 別宮山 南光坊
第六十二番霊場 天養山 宝寿寺
第六十番霊場 石鉄山 横峰寺
朝風呂に浸りながらご来光を拝んだ十二日目
第六十三番霊場 密教山 吉祥寺
日の出を拝む
第六十四番霊場 石鉄山 前神寺
第六十五番霊場 由霊山 三角寺
第六十六番霊場 巨鼈山 雲辺寺
第六十七番霊場 小松尾山 大興寺
第六十八番霊場 七宝山 神恵院と 第六十九番霊場 七宝山 観音寺
第七十一番霊場 剣五山 弥谷寺
お遍路民宿
空海生誕の地にある善通寺を参拝した十三日目
第七十二番霊場 我拝師山 曼荼羅寺
第七十三番霊場 我拝師山 出釈迦寺
第七十番霊場 七宝山 本山寺
第七十六番霊場 鶏足山 金倉寺
第七十四番霊場 医王山 甲山寺
第七十五番霊場 五岳山 善通寺
第七十七霊場 桑多山 道隆寺
第七十八番霊場 仏光山 郷照寺
第七十九番霊場 金華山 高照院(天皇寺)
第八十一番霊場 綾松山 白峰寺
第八十二番霊場 青峰山 根香寺
工事中の瀬戸大橋
白牛山国分寺の参拝から始まった十四日目
第八十番霊場 白牛山 国分寺
第八十三番霊場 神亳山 一宮寺
第八十四番霊場 南面山 屋島寺
第八十五番霊場 五剣山 八栗寺
第八十六番霊場 補陀落山 志度寺
第八十七番霊場 補陀落山 長尾寺
第八十八番霊場 医王山 大窪寺
夜の先達との会話
高野山参拝の十五日目
お礼参りの霊山寺
フェリーに乗って和歌山へ
高野山に向かうお遍路人に会う
高野山金剛峰寺
高野山奥の院参拝の最終日
帰路に着く
お遍路を終えて
お遍路で得たこと
巡礼後の苦しい出来事
著者略歴

[担当からのコメント]
白装束で金剛杖を片手に歩くお遍路と異なり、本書ではツアーによるお遍路の参拝方法、歩き遍路とは異なる順路、同行者との関わり方などバス遍路ならではの体験記が紹介されています。「歩き遍路は無理だけど」という方にも参考になる本書、ぜひご一読ください。

[著者略歴]
田中重昌(たなかしげまさ)

生年月日 昭和10年4月18日
昭和29年3月 静岡県立磐田農業高等学校卒業
昭和29年5月 静岡県に奉職
平成8年3月 静岡県を退職
平成8年4月 静岡県農業振興公社に就職
平成13年3月 静岡県農業振興公社を退職
以後、自宅において今日まで気ままに過ごす。
奥飛騨の宿で、偶然富山に住む博学の老人と出会い、良寛を知る。懺悔の心を抱き、旅を楽しみながら、迷走の稲作農業の現状を見に新潟県、秋田県に妻と共にドライブ。そして温泉も楽しむ。

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