医療ミスで家族を喪って【電子書籍版】

(著) 松林経明

Amazon

作品詳細

[商品について]
病院に入っていた父が意識を失ったのは、シャワー浴をしていたときだった。集中治療室に入れられた父は危篤状態になり、最後は家族の前で人工呼吸装置が止められた。
病院で最初に説明を受けたときは、父を浴室へ連れて行き、気づいたら湯船に俯せになって浮いてたということだった。しかし、家族が突き付けた疑問に対して、病院側の回答は変転し、担当看護師への面会も拒否される。専門的な医療知識のない患者側は、病院側の説明を唯々諾々と受け入れるしかないのだろうか。
本書は、医療ミスによって父を失った著者が、これ以上怒り悲しむ家族が出ないようにとの思いを込めて自らの体験を綴った記録である。
高齢化社会に生きる私たちが抱える問題を考える上でも格好の一書となっている。

[目次]










10
11
12
13
《著者紹介》

[出版社からのコメント]
医療過誤について、私たちは以前に比べれば様々な情報を知ることができますが、それでも問題を考えるための下地ができているとは言えません。本書は、医療や法律の専門知識がない人でも、医療過誤について考える最初の一書としてお勧めできる内容になっています。
家族の形がどの様なものであったとしても、一人の人間の存在が消えるということは、決して小さなことではありません。本書を通じて、その穴の大きさを感じ、医療過誤を血の通った人間の問題として考えていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
松林 経明(まつばやし・つねあき)
1945年東京生まれ。法政大学法学部卒業。劇団民芸演出部を経て舞台技術会社に勤務。
90年から02年までNHK『中学生日記』の放送台本を執筆。
2000年にNHK東京児童劇団公演『山からの贈り物』、02年同劇団創立50周年記念公演『この星に生まれて』、04年同劇団公演『てのひらに夢の花を』上演台本執筆。
他に国立憲政記念館、熊本県立装飾古墳館展示室ビデオ台本など。
著書に、NHK中学生日記『涙のバレンタイン』(ポプラ社)、NHK中学生日記『あれも欲しい、これも欲しい』(四季社)、『遙かなる葬送』(新風舎)など。

新刊情報

読書感想文コンテスト

作品の感想

Instagram

代表のインタビュー掲載

求人情報