学問を問う・科学を問う・真理を問う

(著) 芹澤数雄

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[商品について]

―誰もが科学を疑わない。だからこそ今、科学の土俵から下りて問わねばならない―

われわれはわれわれの認識を問うこともなく、それを根拠にして生きている。そしてそれは、われわれを根拠のなさ、真理のなさ、善のなさ、価値のなさに、われわれを誤謬に、迷信に、狂気へと導く。科学の進歩は私たちに便利で快適な生活をもたらしたが、一方で私たちは科学の進歩によっては解決できない科学の進歩が生みだした問題にも直面している――正面から問われることのない科学という学問、科学に纏わる真理を問い質し、その延長線上にある人間の真理、真理の認識への問いを試みた思索と啓蒙の書。



[目次]

はじめに

1 学問を問う

1-1 何も知ってはいなかった

1-2 認識を問う――真理、善、価値を知らない

1-3 学問の真理の根拠を問う

1-4 学問の目的は有用性だと?

1-5 学問は影絵の研究でしかない

2 科学を問う

2-1 科学の真理は申し分のない真理ではない

2-2 前提なき科学はない

2-3 科学の前提を問う

2-4 科学の真理は検証されていない

2-5 科学は関係だけを問う――隔靴掻痒の科学

2-6 科学の知こそ唯一の真理か――ニヒリズムを生む知

2-7 科学の中に知の体系はない

2-8 科学の客観主義は狂気を生む

2-9 科学の真理という欺瞞を生み出す客観主義と論理主義

2-10 野蛮化する科学

2-11 認識を問わない科学はニヒリズムを生む

2-12 客観的真理探究は迷わせる

2-13 科学の存在に価値はない

2-14 エゴイズムに仕える科学

2-15 科学は疑われない

2-16 科学が支配者になる

3 真理を問う

3-1 真理の根拠を問う

3-2 衆は非真理

3-3 主体的真理、倫理的真理こそ真理だ、根拠だ

3-4 真理とは彼自身がなって存在する

3-5 究極的真理を問う

結びにかえて

著者紹介



[担当からのコメント]

生まれたときから「私」を根拠に生きてきたわれわれが、その無自覚で不確かな根拠を問い直すということは非常に難しいことです。ただ地球温暖化をはじめとする環境問題も、核エネルギーや生命工学などの科学技術が孕む問題も、そうした問い直しをしない限り、解決の糸口は見つからないのではないかと本書を読んでいて改めて思います。ぜひご一読ください。



[著者プロフィール]

芹澤 数雄(せりざわ・かずお)

1948年 静岡生まれ。

1977年 一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了

現 在 福岡大学経済学部教授

専 門 金融論、経済哲学

著 書 『自己愛の経済学序説』(北樹出版、2004年)

    『反科学を超えて』(北樹出版、2010年)

    『ニヒリズムを超えて』(北樹出版、2010年)

    『認識を問う』(中川書店、2013年)

    『人間を問う・欲望を問う』(北樹出版、2013年)

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