小説 銀の円鍼──全盲の鍼灸師と、その魂を継ぐ男の物語

(著) 稲江充

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作品詳細

[商品について]
―「何とか生きられるだけ生きてみよう」―
戦争による負傷で視力を失い、全ての希望を失った花島光道は、三度の自殺を図るもののことごとく失敗し、死にきれずにいた。そしてある日、そんな自身の運命を決定づける天の声を聞くと、彼は鍼灸の道を志す。やがて「経絡治療の大家」となった彼の技術と思いは、夢を追う若者たちへと受け継がれるのであった。ーー鍼灸学校に入学し、花島光道のもと、仲間たちとともに夢を追いかける若者のドラマと、「経絡治療」という鍼灸の流派の神髄を丹念に綴った、熱き魂と感動の物語。

[目次]
まえがき
本編
あとがき
【参考文献】
【著者略歴】

[担当からのコメント]
人生には、ときに不条理とも思える災難に襲われ、生きることに絶望を覚えることもあります。本書に登場する盲目の鍼灸師、花島光道もかつてそんな思いを抱いた人物の一人です。しかし、そんな彼の人生は鍼灸師として花開き、その魂は若者たちへと受け継がれていきます。鍼灸に関心のある方はもちろん、人生に悩みを抱える方にも、希望を与えてくれる一書となっています。ぜひ、ご一読ください。

[著者略歴]
稲江 充(いなえ みつる)
1948年 鹿児島県に生まれる
法政大学法学部卒業
鹿児島鍼灸専門学校卒業後宮崎県都城市にて鍼灸院を開業。鍼灸師

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