徒然草私記
(著) 緒方惟章
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「著者、緒方惟章氏によって、研究書を書きながら、つれづれなる状態にて書かれたこの本は、約七百年の時を経て、広い分野に立ち、鋭い眼でひもといてくれています。又、「徒然草」の書かれた成立時代をも追求し、様々な時代背景をも知る事が出来、一気に読みたくなるのではないかと思われます。」(本書「まえがき」より)
鎌倉時代(諸説あり)に吉田兼好によって書かれた、日本三大随筆の一つである『徒然草』。その根底に流れる思想を小林秀雄の「徒然草」論を参考に読み解き、さらに『徒然草』の成立した時代背景にも迫った文学研究書——つれづれなる日々に意味を与える一冊。
【著者プロフィール】
緒方 惟章(おがた・これあき)
昭和16年1月 千葉市に生まれる。
昭和38年3月 國學院大學文学部文学科卒業。
昭和43年3月 國學院大學大学院博士課程日本文学専攻修了。
和洋女子大学人文学部日本文学科教授
和洋女子大学大学院人文科学研究科長
和洋女子大学文化資科館館長
所属学会 上代文学会(理事)・古事記学会・古代文学会・和歌文学会
主要著書「萬葉集作歌とその場 正篇—人麻呂攷序説』(桜楓社、昭和51年)、『萬葉集作歌とその湯 績
篇一人麻呂攷序説」(桜楓社、平成5年)、「古代のコスモロジ— ―日本文学の枠組みJ
(共著、おうふう、平成12年度) 、「現代語で読む 歴史文学 古事記』(勉誠出版、平成16年)
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