改版 琵琶湖疏水を歩く【電子書籍版】
(著) なかいしげる
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―琵琶湖疏水、今昔物語―
明治維新後、京都復興の目玉事業として推進され、京都の産業や近代化に貢献した琵琶湖疏水。通船は廃止されたものの、現在でも疏水は貴重な観光資源として、地元をはじめ多くの人々に親しまれている。本書は、その琵琶湖疏水を実際に訪れ、目に留まる風景を写真に収め、往時の歴史と今に思いを馳せながら歩いて巡った探訪記である。大津運河や鴨東運河など、実際に疏水を散策するガイドブックとしても楽しめる内容となっている。
[目次]
はじめに
一、琵琶湖疏水の歴史
二、琵琶湖疏水工事の状況
三、琵琶湖疏水の構成
四、歩いてみよう
第一日 大津運河と山科運河①
「大津駅から小関峠を越えて山科駅まで」
大津運河散策図
山科運河➀ 散策図
第二日 山科運河②
「山科駅から山科運河を通って蹴上まで」
山科運河② 散策図
第三日 蹴上界隈
「蹴上界隈の気になる施設を訪ねる」
蹴上界隈 散策図
第四日 岡崎運河
「南禅寺ダムから冷泉放流堰・三条まで」
岡崎運河 散策図
第五日 鴨東運河
「塩小路橋から墨染上ダムまで」
鴨東運河 散策図
第六日 濠川運河と宇治川派流
「墨染下ダムから宇治川まで」
濠川運河 散策図
第七日 哲学の径
「若王子橋から銀閣寺橋まで」
哲学の径 散策図
第八日 北白川分線
「銀閣寺橋から紫明通りまで」
北白川分線 散策図
五、つながりのあるものがたり
一、堀川の今昔
二、高瀬川の今昔
三、太閤堤と巨椋池
よもやまばなし
第一疏水トンネルに架かる扁額
閘門の仕組み
インクラインの仕組み
曳船道
鴨東運河の暗渠化工事
深草地域に残る戦争遺跡
疏水路の中のダム(貯水池)の役目
白川と疏水分線の立体交差の仕組み
泉川と疏水分線の平面交差の仕組み
伏見港と三栖閘門の歴史
あとがき
参考資料
[出版社からのコメント]
京都を歩いていると水のある風景に出会うことも多いのですが、そうした風景の一端を担っているのが琵琶湖疏水です。当時は異論もあったモダンな建築物も、今では趣きある歴史の風景として京都に定着し、私たちの目を楽しませてくれます。京都を訪れる際は、本書を片手に近代の歴史の遺産を巡ってみては如何でしょうか。
【著者略歴】
なかい しげる(本名 中井 滋)
1935年 西宮生まれ 宝塚で少年期を過ごす
1957年 大阪大学工学部卒業
日本精工(株)入社
生産本部生産企画部で定年を迎える
1995年 湖国精工(株)常務取締役就任
2005年 退任後 京都府ウォーキング協会
近江歴史回廊倶楽部 などに入会し、京都・滋賀の各地を探訪
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