教室の座敷童子:山びこ先生と14人の子どもたちの不思議な日々
(著) にむらのりよし
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[商品について]
―これからここで、どんな楽しい事件が待っているか、とても楽しみです―
「天狗は本当にいたか。いたとしたら、どんな人だったのか。特別な力を持っていたのか。一夜で田んぼを作る力が本当にあったのか。分かったら、そのおじいさんを見つけ出して文句を言ってやらない?」
峰の神社の天狗に因んで土地の人が〈おかげさま〉と呼ぶ刈野の観音様のお祭りの日に、ぼくらがお堂で出会った漆岳の天狗と名乗る不思議なおじいさん。天狗の伝説はウソ話というおじいさんの話を聞いた山びこ先生は、いたずらっぽくニヤリとして、ぼくらにそう言うのだった――。
山の側の小さな学校に新しくやってきた型やぶりな山びこ先生と小学生の子どもたちが、豊かな自然の中でたくましく成長する日々を描いた感動の物語。
[目次]
第一章 山びこ先生
第二章 おかげさま
第三章 漆岳(うるしだけ)の天狗(てんぐ)
第四章 七つ屏風(びようぶ)の河童伝説(かつぱでんせつ)
第五章 小太郎山の狐火(きつねび)
第六章 河童相撲(かつぱずもう)
第七章 教室の座敷童子
エピローグ
[出版社からのコメント]
子どもが成長するということは、大人の社会や考え方になじんでいくということでもありますが、自分の中にある変わったものや変わらないものについて、本書の物語を楽しみながら、子ども達とともに思い出す時間を過ごしていただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
にむらのりよし (二村 昭美)
1955年、長野県生まれ。東京学芸大学卒。外資系企業の国際事業部門に勤務した後、長野県小学校教諭となる。普通学級、ことばの教室を担当。放送教育、メディア教育、読書教育に力を入れる。子どもたちとの生活の中から歌を作り、子どもたちと演奏した。また地域の図書館、博物館、短歌館、学校などでコンサート活動をし、歴史や古典文学とクラシック音楽を独自の視点で融合した語りは定評がある。退職後はジャズシンガーとしても活動中。本作は、長野県松本市の珈琲専門店「豆工房」の定期ライブで、読み語りコンサートとして2017年に全6回発表した作品を大幅に加筆した。
著書
SF冒険お勉強マンガ『理科戦隊デンチマン』信州教育出版社。
『学校放送365日』(ほるぷ出版)に「テレビアニメを作ろう」を執筆。
『教室の座敷童子』クラフト舎(2018年1月)。※本作はこの書籍の電子書籍版である。
海外子女教育教材『たのしいにほんご』(小学館)でナレーションを担当。
ホームページ http://nimunori.com
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