春の歌
(著) 名和文彦
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人生とは何か、生きるとはどういうことなのか、そして死とは……。
絡み合う人間模様を濃密な描写で筆致で描き上げた意欲作。
平凡な青年教師がぶつかる苦悩と挫折、成長と悟り。一人の若者の生き様を描いた表題作の他、「アリサの里」「Pの座標」2編を収録。
著者プロフィールーーーーー
名和 文彦(なわ・ふみひこ)
東京・中目黒小学校、都立第八中学校(現小山台高校)、福岡県立築上中学校を経て、49年旧制山口高校文乙・1年修了。
新制山口大学に横すべり入学するも3ヶ月で自主退学。
58年同人誌「文芸山口」の創刊に尽力、76年第96号まで事務局を担当。
この間、JOUG(NHKラジオ局)にドラマや随筆、『山口新聞』に小説「野火と椅子」を99回に亘り連載、「西日本新聞』文化欄にエッセイなどを執筆。
また2年秋、山口県文学者訪中団の一員として太田静一、古川薫らと一ヶ月間中国各地を訪問。
70年文芸山口双書 VOL.4「冬の旅』には表題作のほか「血脈」「一日の終り」「閉された街」「秋の章」「指」の5作品を収載。
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