濫喋連想字展:おもしろ真面目、86字のショートエッセイ

(著) 小山光一

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作品詳細

[商品について]
―日本語って、おもしろい―
―― 凹と同じ部首の漢字は?
―― 「難」は「むつかしい」? 「むずかしい」?
―― 平安時代の犬の鳴き声は「わん」ではなかった?
毎日使っていても、意外と知らない日々の言葉。興味をもって眺めてみると、そこには面白い発見がたくさんあります。
本書は、長く学校教育に携わってきた著者が、8年にわたり『月刊国語教育』で連載していたコラム「連想濫喋字典」を改題して書籍化したものです。
身近な食べ物から政治、歴史まで、さまざまな言葉をテーマに、面白く、でもまじめにお話しします。好きなときに好きなところから、お気軽にお読みください。

[目次]
はじめに
阿・アベのア? 片カナ「ア」の元の字
悪・ちょっと愉しい悪戯話
案・ここは思案のしどころか
医・誰でも書ける? ところがドッコイ
為・昔は爪の部、今は灬(列火)に
異・異常気象は世界各地でのべつ幕なし
飲・欠は大きく口を開けること
烏・鳥なのに、鳥の部に入れない
鬱・込み入った字ほど覚え易い
永・全ての漢字に共通する八法完備
塩・梅干しで塩を貯蔵
遠・島流しはあっても死刑なし
汚・汚染・汚濁・汚職、みんな人間が作り出した
凹・凸も凹もりっぱな漢字
海・海海海海海でアイウエオ、ほんと?
ほか
終わりに
メモ代りの索引
著者略歴

[出版社からのコメント]
言葉は生きものの様に時代とともに姿を変えていきますが、受け継がれてきた言葉によって昔の人とつながることができるのが面白いところです。本書はちょっとした息抜きとして雑学的に読んでも楽しいですが、言葉を突きつめていくと日常のちょっとした風景が変わってみえる楽しさも味わえる作品にもなっています。本書を通じて、多くの方に言葉の面白さを感じていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
小山光一(こやま・こういち)
一九三四(昭和九)年東京都生まれ。
都立国立高校、國學院大學文学部卒業。
元・千葉県公立・私立高校教員、朝日カルチャーセンター講師、房総文芸選集(20巻)編集委員。
現在 埼玉県在住。
日本ペンクラブ会員。

【既刊書】
『漢字な~るほど話』(東銀座出版社 一九九六年刊)
『漢字の遊歩道』(沖積舎 二〇〇三年刊)
『身近な漢字を楽しむ』(文芸社 二〇〇八年刊)
『濫喋連想字展』(三恵社 二〇一三年刊)
『卓話の泉』(宮帯出版社 二〇一八年刊)
(電子書籍)
『あなたがまだ知らない漢字の話』(22世紀アート 二〇一九年刊)
【共編著】
『カラーワイド・新国語要覧』(大修館書店 一九九二年刊)
『社会人のための国語百科』(大修館書店 二〇〇四年刊)
【編集】
『房総歌人集Ⅰ』(房総文芸選集・東銀座出版社 一九九四年刊)
『東京湾岸地区集Ⅰ』(房総文芸選集・東銀座出版社 一九九五年刊)

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