瀬戸際の勝負師: ベテラン騎手たちの「人生のレース」

(著) 井口民樹

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作品詳細

華やかな舞台の裏に隠された、泥臭い素顔と人間ドラマ。
「大崎昭一、小島貞博、清水英次、村本善之の4人は、いずれも『競馬』というプロの世界で生きてきた勝負師たちである。華やかな現役の人気騎手ではない。いずれも地味な『元騎手』たちだ。だが、それぞれに日本の競馬史に残る名馬に跨り、名勝負を演じてきたかつてのヒーローたちである」(あとがき)
厳しい勝負の世界で戦ってきたベテラン騎手たち。彼らは人生の苦境をいかに乗り越えたのか。八百長疑惑、調教師との確執、騎乗機会の激減、落馬による怪我の後遺症、スランプ……それぞれの波乱の騎手人生を追ったドキュメンタリー。
カブトシロ―、シンボリルドルフ、ナリタブライアンなど往年の名馬や、昭和・平成の名レースの数々を、臨場感あふれる描写と騎手たちの証言とともに振り返る、競馬ファン必読の一冊。

【著者プロフィール】
井口 民樹(いぐち・たみき)

ノンフィクション作家。1934年12月大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。産経新聞社出版局を経て、60年代からフリーライター。著書に「モサンビークからきた天使」(学習研究社)、「三冠騎手吉永正人」(朝日出版社)、「愚徹のひと 丸山千里」(文藝春秋)、「競馬人」(共著・有朋社)。井口隆史の筆名による「安部磯雄の生涯」(早稲田大学出版部)で60回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。

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