環境問題のやさしい教科書:待ったなしの地球環境に関心を持つために
(著) 江部明夫
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[商品について]
―自らの問題として環境を考える―
人口の増加や人々の社会・経済活動等によって、いま地球の自然・環境は深刻な影響を受けている。中でもオゾン層の破壊や地球温暖化、水質汚濁等は国際的な問題となっており、地球温暖化による環境の激変は私たちの生活を脅かし始めている。
本書は、まったなしの状況にあるこうした環境問題について、環境サイエンスの視点からその現象を明らかにし、今後の対策のあるべき姿についても言及した解説書である。
環境問題という負の遺産を理解し、その解決の道筋を考える上で示唆に富む内容となっている。
[目次]
はじめに
第1章 オゾン層の保護
1.1 オゾン層とオゾン減少
1.2 オゾン層の破壊物質
1.3 オゾン層の破壊機構
1.4 オゾン層の保護対策
第2章 酸性雨
2.1 酸性雨とは何か
2.2 酸性雨の生成反応
2.3 酸性雨の被害
2.4 日本の現状
2.5 酸性雨を防止するためには
2.6 家庭で酸性雨調査をしよう
第3章 地球の温暖化
3.1 地球の温暖化とは何か
3.2 地球温暖化による日本への影響
3.3 地球温暖化防止への世界の取組み
3.4 地球温暖化防止への日本の取組み
第4章 水質汚濁
4.1 水質汚濁とは何か
4.2 水質汚濁に係わる環境基準
4.3 水質汚濁の現状
4.4 水質汚濁の要因
4.5 水質汚濁の防止対策
4.6 水道水を見る
第5章 ダイオキシン
5.1 ダイオキシンとは何か
5.2 ダイオキシンの発生とごみ焼却
5.3 ダイオキシン問題への取組み
5.4 超臨界水によるダイオキシンの分解技術
第6章 水素ステーション
おわりに
《参考文献》
《著者略歴》
[出版社からのコメント]
現在、脱炭素社会の実現に向けて多くの取り組みが行われていますが、そうした取り組みとは別に、私たち一人ひとりが、日常生活の中で環境にについて強く関心を持って取り組む時代が来ている様に思います。改めて環境問題を基礎から見直し、日々の生活の中で向き合うための一助として、本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
江部 明夫(えべ・あきお)
1933年:東京都に生まれる
1957年:日本大学工学部工業化学科卒業
30数年にわたって高等学校教員
1989年:東京都立鮫洲工業高等学校校長
1991年:東京都立砧工業高等学校校長
1994年:同校定年退職
その後、各種専門学校などの講師として「危険物取扱者」や「毒物劇物取扱者」の資格獲得の受験対策講座を担当。
専門は工業化学 甲種危険物取扱者 一般毒物劇物取扱者
著書は,文部省検定済教科書高等学校「化学システム技術」(実教出版),「定量分析」〈三訂版〉(市ヶ谷出版),「化学反応のおはなし」(日本規格協会)(以上共著)ほか、「一発合格! 第4類危険物取扱者頻出問題集」(日本文芸社刊)、「(1回で受かる! 甲種及びZ種第4類危険物取扱者合格テキスト)や(いちばんわかりやすい毒物劇物取扱者試験テキスト)(コンデックス情報研究所編著、成美堂出版刊)」など多数。
また現在、キバンインターナショナルよりネット動画で「危険物丙種取扱者頻出問題集」や「毒物劇物取扱者(一般)受験対策講座」などを配信中。
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