自然とともに山歩き: 中国地方を中心とした山行の記録
(著) 今井良幸
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二十代から山登りの経験はあったのだが、ハイキングに毛が生えた程度であり、アウトドアというと家族中心のキャンプに行くことが多かった。ところが一九九一(平成三)年、四十一歳の時に友人の倉重さんから誘われ、四泊五日の行程で、奥秩父山行(日本百名山の金峰山、甲武信ヶ岳などの山々) に同行したことがきっかけとなり、一年後の一九九二(平成四)年の秋から、主に中国地方の山を中心とした山行に魅せられていった。
私が感じる山の魅力は、何といっても頂上に着いて雄大な景色を目にした時の感動、あるいは、その土地、その場所でしか見ることのできない可憐な山野草に出合った時のうれしさ、そして、ストレスから解放され、自由な森林空間を自分の力で歩ける新鮮な喜びなどである。以来、これまでに一百六十数回の山行を重ねることができ、これら幾多の山行で得られた貴重な経験と自然とのふれ合いは、何物にも代えがたい人生の珠玉の思い出である。ここに、これまでの山行のうち、記録として残していたもの百編を選んで、一冊の記録集としてまとめた。
著者プロフィール
今井良幸(いまい・よしゆき)
1950(昭和25)年、広島県生まれ。
広島県立三次高校を経て、1968(昭和43)年に運輸省(現国土交通省)広島県陸運事務所に就職。
1974(昭和49)年に広島大学政経学部第二部法律政治学科を卒業、以来、2008(平成20)年まで国土交通省中国運輸局において広島、岡山、山口県に勤務。
2008年に一般社団法人全国個人タクシー協会中国支部及び広島県個人タクシー協会専務理事に就任、現在に至る。
登山は1992(平成4)年頃より勤務の傍ら中国地方を中心として続けており、2015(平成27)年時点で登った山は370座を数える。
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