葛の花
(著) 植木里水
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モノクロの中に突如あらわれる鮮やかな色、静寂の中に流れ込む音、見慣れた風景にひそむ無数の世界、巻き戻ることのない時の流れ――。
十七文字の作品世界は、移りゆく日常の光を映しながら、訪れた人の心にゆっくりとしみわたっていく。
『句集 露の椅子』と『葛の花』を収録した植木里水作品集。
「目次]
序
葱の白さ
あるがまま
万緑の
瞬きて
あとがき『句集 露の椅子』より
春
夏
秋
冬
あとがき『葛の花』より
[出版社からのコメント]
同じ場所で同じ風景を眺めても、人によってその感じ方が違うように、同じ人間が同じ景色を眺めても、その時どきの心情によって、やはり感じ方は異なります。その意味で、俳句は対象と自分の心の二度とない瞬間を切り取る文学であると言えるかもしれません。
本書に収められた作品が、多くの人の心に触れ、新たな心の風景となれば大変嬉しく思います。
【著者プロフィール】
植木 里水(うえき・さとみ)
昭和4年 東京中野生まれ
平成元年4月 「港」入会
平成5年1月 「港」未明集同人
平成12年1月 「港」暁光集同人
現代俳句協会会員
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