親鸞、仏教を止揚するその独創的な思想を読む

(著) 徳岡秀雄

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作品詳細

[商品について]
―今をよく生きるために必要なもの、それが仏教―
みずから悟りを開き、多くの弟子も悟りの境地へと導いたブッダの死は、釈尊不在の中で成仏へと至ることがいかに困難であるかを人々に実感させました。本書は、そうした中で「往生即成仏」のメカニズムに支えられた全く新しい浄土の世界を生みだし、逆転の発想で「回向」を解釈することによって再び現生に仏教をとり戻した親鸞聖人の独創的な思想を、仏教の心得のない方にも分かりやすい言葉で解説した作品です。法海へと乗り出すための格好の入門書として、年齢・性別を問わずお薦めします。

[目次]
はじめに
究極の安らぎを恵まれたアジャセ王
死後の世界:往生と成仏
「回向」の逆転
阿弥陀仏は磁石 浄土は磁場
往相回向
山脈を乗り越える船旅
疑い無く・名前を呼ぶ感謝の念仏
還相回向
成仏した人に会えている
今・ここでの安らぎ
著者略歴

[担当からのコメント]
難解な教典を読みこなさなければ悟りをひらくことはできないのかといえば、けっしてそうではないことを本書は私たちに示唆します。いかに生きるかに迷っていては、今をよくいきることはできません。迷いの多い今だからこそ、ぜひ本書を多くの方にお薦めします。

[著者略歴]
徳岡秀雄(とくおか・ひでお)

一九四一年、京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。京都家庭裁判所調査官補を振り出しに、関西大学教授(社会学部)、京都大学教授(大学院教育学研究科)、放送大学客員教授、などを歴任。教育学博士(京都大学)。

社会学研究に従事する傍ら、一九九三年、中央仏教学院(浄土真宗本願寺派・通信教育課程)入学、一九九六年、同校卒業。一九九七年、得度習礼に続いて教師教修を修了。二〇〇一年、社会学研究者としての職を辞して布教使補に登録。二〇〇三年、布教使資格を取得。放送大学客員教授の任期終了(二〇〇六年)後は、布教活動に専念。

《主な著書》
『社会病理の分析視角』(東京大学出版会、一九八七)
『少年司法政策の社会学』(東京大学出版会、一九九三)
『社会病理を考える』(世界思想社、一九九七)
『宗教教誨と浄土真宗』(本願寺出版社、二〇〇六)
『少年法の社会史』(福村出版、二〇〇九)
『仏法で観る現代社会』(平樂寺書店、二〇一三)
『縁起する親鸞思想』(平樂寺書店、二〇一四)
『悉皆成仏による「更生」を信じて』(福村出版、二〇一七)
『仏教の現世利益』(22世紀アート、二〇一九)
『『教行信証』に近づこう』(22世紀アート、二〇一九)
『回向された『教行信証』(22世紀アート、二〇一九)
『児童のための道徳教材──私たちの世界にある見えない「真実」をみる[副読本]』(22世紀アート、二〇二一)
など。

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