超音波観察法・診断法入門: 超音波画像と超音波組織学
(著) 大川井宏明
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[商品について]
医療機器の進歩に伴い、いまや医用工学(ME)は医学の分野において欠かせない存在となった。中でも超音波診断は早くから臨床に応用され、大病院から身近な診療所まで、様々な現場で技術の蓄積を重ねてきた。
本書は、長年医用工学の研究に携わってきた著者が、超音波診断の分野が発展していくための礎として、その原理から診断の実際までを丁寧に解説した技術書である。
どの様な技術であっても、その根底にある思想への理解を深めることが新たな発展を促す力となることに変わりはない。
その意味で本書は、学部生を始め、医療機器の技術者や研究者、現場で超音波検査に携わる全ての医療従事者にとっても、有用な一書となっている。
「目次]
序
まえがき
プロローグ
第Ⅰ編 超音波観察法・診断法入門
第1章 超音波画像の成り立ち
第2章 超音波で見る解剖学の基礎
第3章 超音波で見る解剖学の例
第4章 超音波観察法・診断法における診断情報の多次元化
第Ⅱ編 超音波組織学
第5章 音響工学
第6章 超音波観察装置・診断装置の構成と機能
第7章 超音波組織学・病理学
エピローグ
付録
文献
索引
[出版社からのコメント]
医療の分野における機器の発達について考えると、その歴史はいかに患者の負担を和らげつつ治療効果を上げるかという目的を達成するための歴史であったと分かります。本書は超音波検査という「技術」をテーマにしていますが、技術を生み出し育てる「人」こそが本書の主役であるといえると思います。本書の「技術」と「思想」が医療をはじめ様々な分野に活用され、新たな発展の契機となれば嬉しく思います。
【著者プロフィール】
大川井 宏明 (おおかわい・ひろあき)
1952年 静岡県生まれ。医学博士、工学博士。
アロカ株式会社、東北大学加齢医学研究所、イリノイ大学生体音響学研究所等を経て、2000年岩手大学教授。
現在 岩手大学名誉教授、株式会社健康データハウス代表取締役(岩手大学発ベンチャー)、聖隷クリストファー大学教授。
福祉工学、医工学の研究、教育、普及に従事。
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