造形教育ルーデンスーーアソビと創造の能力開発:小学校の教育現場から
(著) 河合忠勝
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[商品について]
―これからの時代は、奔放な発想と独創的な視点が必要だ―
子どもたち一人ひとりが自らの体で発想する楽しさや創造する素晴らしさを体験し、その個性や独創性を伸ばしていく教育が、いま求められている。しかしこれまでの日本の教育では協調性や画一性が重視され、その土壌で子どもたちの独創性や個性は否応なくつぶされてきた。本書では、そうした土壌から子どもたちを解放し、子どもたちの可能性を活かすためのひとつの方法として、著者が長年教育の現場で取り組んできた「アソビ」のある造形教育をご紹介する。子どもを主体とした造形教育の考え方から具体的な実践事例までを豊富な写真と共に解説した、美術教育、創造性教育のヒントが詰まった一書。
[目次]
はじめに
口 絵
第Ⅰ章 造形教育の基本的な考え方
1 子どもの造形的特性
(1) 造形活動におけるアソビとは
(2) 最も創造性を発揮するとき
2 子どもの造形感覚
(1) 絵記号は子どもの大切な文化
(2) 繰り返しの活動を好む
(3) 子どもの表現過程は時間表現である
(4) 部分の集合が全体になるという考え方
(5) 知的リアリズムがある
(6) 説明性の強い造形感覚
3 子どものための造形教育
(1) 指導者の役割について
(2) 指導について
(3) 感性と知性の一体化
(4) 造形教育と無用の用
第Ⅱ章 アソビ心を持った造形指導
1 環 境
(1) 環境としての指導者
(2) 環境としての子どもたち
2 題材開発
(1) 「無から有」
(2) 「有から有」
(3) 何が子どもたちを夢中にさせるのか
第Ⅲ章 カリキュラムと指導計画
1 カリキュラム
(1) 年間指導計画
(2) 学級経営,生活指導等との関連
(3) 子どもの想像力を豊かにするために
2 指導計画
(1) 授業をどう展開するのか
(2) 子どもの動きをイメージして
第Ⅳ章 実践事例 低学年
第Ⅴ章 実践事例 中学年
第Ⅵ章 実践事例 高学年
解 説
おわりに
[担当からのコメント]
ビジネスの場でも結果を求められるようになっている日本は、これまでのような勤勉さよりも独創性が求められる時代に入っていると言えるかも知れません。本書のテーマは初等・中等教育ですが、一般の方にとっても参考になる内容となっています。ぜひご一読ください。
《著者紹介》
河合 忠勝(かわい ただかつ)
山口県生まれ(1942年),大阪学芸大学美術学科卒
大阪府東大阪市立長瀬東小学校教諭,大阪教育大学教育学部附属天王寺小学校教諭
大阪府東大阪市立英田中学校教諭,大阪府教育委員会指導第二課指導主事
大阪府東大阪市立楠根中学校教頭,大阪府東大阪市立加納小学校長
柏原市立堅上中学校長,東大阪市立上中阪小学校長を経て
大阪教育大学・武庫川女子大学非常勤講師,大阪青山短期大学・大阪青山大学教授
大阪児童美術研究会会員,幼稚園・小学校研究部会顧問,
元大阪府公立小学校教育研究会会長,元東大阪市図工教育研究会会長
【主な著書】
『すぐに役立つ指導のヒント136』(共著 日本文教出版(株) 1983年)他
《実践資料提供者》
大阪府東大阪市立小阪小学校 大山 紋子
大阪府東大阪市立楠根小学校 安見 澄子
大阪府東大阪市立八戸の里小学校 山田 修
大阪府岸和田市立桜台中学校 巽 禎子
《参考資料》
児童発達心理学 佐々木保行 佐々木宏子 秋葉英則 高文堂出版社
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