青い響き――貝沼正子選集

(著) 貝沼正子

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作品詳細

[商品について]

―五感と歌人の感性が、ときに瑞々しくときに切ない短歌を生みだす―

連結の貨車の間の夕日過ぎそれより赤きサルビアに会う

いまさらと開き直ったあの日から媚びない私が突風を切る

雪晴れの空の青さよすんすんと鳥語の中へ耳が伸びてゆく

鮮やかな色彩からセピア色へと変わりゆく人生の時間の中で、躊躇うような繊細さと鋭い切り口を見せる言葉で紡いだ三十一文字の歌世界――これまで発表した『燦燦ブルー』『セピアの渇き』『触覚』の歌集から精選した著者初の秀歌集。



[目次]

青

春

震災

四月の鬱

花の色

ほどほど

たとえば

触覚

雨

若者

駅

見上げる

夏

夏雲

真夏日

テンションを上げる

あしたは

そのうちに

鏡

感情停滞

言訳

樹・まち

足下

秋

あか

セピアの渇き

猫・いぬ

黄昏

運・不運

月夜

居酒屋

窓

老いⅠ

老いⅡ

時間

追われる師走

寒空

うそ

エゴ

孤独

沈黙

カラス

空気がにがい

不機嫌な風

ひりひり尖る

まさかの

こだわり

胸のくすぶり

しばらくの休養宣言

夫と私

惰性

いつの日か

ひたすら

午後の部屋

追憶

二月

マイペース

老人

ロマン

著者略歴



[担当からのコメント]

本書に収められた短歌は、それぞれ目の前の情景や心象風景、心に浮かぶテーマ等を三十一文字の言葉で綴った作品として楽しめますが、全体をひとつの作品として見たときに感じる独特な色合いも楽しむことができる、そんな作品が詰まった歌集になっています。ぜひご一読ください。



[著者略歴]

貝沼正子



1951年生まれ。

岩手県宮古市出身。

一関市在住。

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