[エッセイ]心の宝石、たな卸し――人生は、出会いがあるから面白い

(著) 辻邦博

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作品詳細

―人も宝石も、磨かれてこそ光る―
コンクリートで覆われた川原のわずかな土の中から顔を覗かせる若葉に豊かな自然とは何かを思い、日本の食の風物詩であった秋刀魚を焼く七輪が心中の道具となることに人の命や生き方を考え、目先のソロバン勘定だけで判断する経営者の醜態に鳥の目と虫の目の重要さを改めて感じ、高名なイラストレーターである知人のネズミ捕りやブリキのバケツ収集の趣味に仕事やモノへの思いを巡らす――。45年にわたり広報関係に携わってきた著者が、多くの人と出会い、生き方やものの見かたに触れるなかで蓄えられてきた心の中の宝石のひとつひとつを、飾らない言葉で綴ったエッセイ集。

[目次]
自然の中で
ひと株の自然
春の花
ギラギラ太陽は苦手
季節という栄養素
したたかなコスモス
白樺のある庭
秋深し、〝古魂新才〟
流氷がやって来た
〝さくら〟の魅力
地球が発するSOS
燃える銀杏
ゆがむ季節感
雑草魂
世相を鏡に
土光さんの眼力
高校野球の〝美〟
〝怪談〟は人間性回復の気付け薬?
二一世紀もモノ至上主義?
常態化した〝酔い〟
二〇〇一・九・一一
水と安全はタダ?
幽霊の世界にも異変が
情報化時代の今
日本人の忘れ物
国のかたち
イワシよ、おまえもか
言葉の装飾で始まる戦争
二つの顔をもつ国、アメリカ
何が道理か
あなた任せの国・日本
二一世紀の宿題
異様な美女軍団
一円玉の重み
携帯電話が〝命〟?
苦悩する〝七輪〟
悪質情報が良質情報を駆逐する?
個性を隠すブランド品
田舎に泊まろう
ペットブームにひと言
されど年賀状
自衛隊のイラク派遣は疑問
ふるさとは遠くにありて……
北のひめゆり
美しい言葉?「国民のため」
〝千の風になって〟考
都市と地方の格差
ちょっと悲しいな
手紙なればこそ
なぜ今、品格なのか
身勝手な思いやり
「しょうがない」ですむ問題?
我が家の年金騒動
仕事を通して見える光景
出 向
三十五年間の〝鉄〟に戸惑い
五分間の効用
技術の習得、今昔
黒色の背広を着こなす彼
編集業務の醍醐味
社内報は企業実態を映す鏡
仕事とは何か
再考、日本的経営
現代サラリーマン考
覚悟が求められる〝定年〟
般若か夜叉か満員電車
成功体験
名刺は恩師の影武者
〝情〟の経営、〝理〟の経営
あいさつ言葉がピンチ
鳥の目、虫の目
退職の日の戸惑い
ある退職者のつぶやき
人生の歩みの中で
三十年後の大地
おじいちゃん
東京漂流
心の唄
わが輩は〝本〟である
主張するガラクタ
単身赴任家族
家族団らんとは?
古典からの警告
寿司屋のマスター
感動!〝初孫〟
私の終戦
戒めの言葉
自分の存在
健康診断考
患者のプロ
大リーガー・野茂英雄投手
夜行寝台列車
老いの姿
散髪屋アレルギー
開き直りの人生
老いるということ
父のこと
あとがき
著者プロフィール

[出版社からのコメント]
風景の中で人に出会い自然を感じることは、デジタル機器越しにする体験とは異なるものがあるように思います。実際に人と触れ合うことが難しい昨今ですが、そんな体験の中から生まれる人生の宝石を、ぜひ本書を通じて楽しんでいただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
辻�� 邦博(つじ・くにひろ)

1940年生まれ 北海道出身
1961年新日本製鐵(株)入社 室蘭製鐵所勤務
1986年4月 本社広報室勤務
1996年2月 新日鐵化学(株)総務へ転出
2007年3月 同社退職
新日鐵に入社後、4年間を除いて、39年間社内、社外広報業務を担当。この間、日経連(現在の日本経団連)社内広報センター幹事、委員を長年務める。
日本経団連主催「全国社内報コンクール」審査委員の一方、社内報編集者の研修講師も務める。社内広報に関する著書『企業経営と広報』、『社内広報の現状とあり方』(共に日経連発行)の執筆に加わる。

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