日本における自然保護運動の原点は「尾瀬」といわれる。尾瀬は関東地方と東北地方の接点にあり、日本海側と太平洋側の境界でもある。

福島県の自然保護の歴史

星 一彰/著

発売日:2018年6月20日

500円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/しらかわ


発行形態:電子書籍

ジャンル:教養



ー本文よりー

日本における自然保護、自然保護運動の原点は「尾瀬」といわれる。尾瀬は関東地方と東北地方の接点にあり、日本海側と太平洋側の境界でもある。尾瀬沼と尾瀬が原を含む山間部の盆地であり、東北地方の最高峰である燧が岳をはじめ至仏山など多くの山々に囲まれている。湿原と静かな沼、高山植物の群落、広大な森林に人々は魅せられるのである。特にヌマガヤを中心とした湿原は、多くの人々に安らぎ感を与え続けている。(中略)

尾瀬が原のダム問題、そして尾瀬沼の車道問題などの経過から、自然保護運動の展開が尾瀬から開始され、尾瀬が日本における自然保護、自然保護運動の原点といわれるようになった。尾瀬は福島県会津地方の一部となっている。

2011年(平成23)、福島県には新たに重大な原発問題が発生してしまったが、福島県の自然保護について、その歴史と思想について、詳述してゆきたい。本記述が福島県の、そして日本の未来を考える大きな示唆になることを祈りたいと思う。

著書プロフィール


星 一彰(ほし・かずあき)

福島県南会津郡桧沢村(現南会津町)生まれ。

会津中学、会津高等学校、東京教育大学農学部(現筑波大学生物資源学類)卒業。

福島県立高校生物学教諭38年間。

現在福島県自然保護協会会長、県環境アドバイザー、県自然観察指導員連絡会代表、県中山間地域等直接支払制度評価検討会委員、県立テクノアカデミー会津非常勤講師、日本自然保護協会参与、林野庁関東森林管理局国有林森林計画等検討会委員、尾瀬保護財団評議員など。


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