上樋越の人々が親しみを込めて呼んだ嚮義堂。嚮義堂を記録した一冊。

学校様物語: 伊勢崎藩領内の郷学校の内、上樋越村嚮義堂の研究

八木 一章/著

発売日:2018年6月20日

800円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:教養



ー本文よりー

学校様と言う名前は私が小学生の頃に、上樋越の人々が親しみを込めて呼んだ嚮義堂の呼び名です。嚮義堂と言う厳めしい名が有るのを知ったのは高等小学に入った頃でした。記憶に残るのは、冬至の日に村中の人々に赤飯が振る舞われた事、空き家になっている時は集会所(現在の公民館)として利用した事、子供の遊び場にもなり家の中を走り回った事、時には住居として利用する方がいて新しい友人ができた事等が思い出されます。

学校様と言う呼び名が嚮義堂と言う名称よりも、村人達に何となく親しみを感じさせるので「学校様物語」としました。副題は、内容が或る程度は想像ができるようにと、「伊勢崎藩領内の郷学校の内、上樋越村嚮義堂の研究」としました

嚮義堂は伊勢崎藩領郷学研究の一環としての調査・研究が進み、一定の評価も定まっておりますが、為政者、学問としての立場からの研究が多数であります。たまたま先祖の事跡を尋ね、業績を子孫に伝えたいと思い資料の収集に努めました。村に残る旧家から、また、他の市町村に移った支流の家から予想以上の資料が集まりました。資料の収集の過程で痛感したことは、貴重な資料が段々と失われて行く事でした。折角、皆様の御協力により集まった資料ですので一冊の本にまとめ、私の記憶も含めて本書を作りました。皆様に愛蔵していただき永く嚮義堂の記録が保存される事を願っております。

特に意識して書いた事ではありませんが、子孫の家に残るものは嚮義堂で教育を受けた者の資料が大きな部分を占めます、そのような観点から従来の伊勢崎藩郷学の研究とやや異なり教育を受けた側、農民から見た嚮義堂教育という点を巧まずして触れる事ができたかと考えております。

嚮義堂は儒教思想が中心の学校ですので、かなり難解の文書も多く含まれています。しかし子弟の教育に対する親の関心、村(地域)の努力、藩の指導方法等には参考になる事も大いに有ると思います。

著書プロフィール


八木 一章(やぎ・かずあき)

昭和6年2月27日 佐波郡上陽村生まれ

昭和24年3月 勢多農林高等学校卒業、農業に従事、法政大学経済学部(通信教育部)入学

昭和28年9月 法政大学経済学部経済学科(通信教育部)卒業、経済学士

昭和35年3月 第4回全国蚕業青年体験発表大会第一位

昭和45年〜50年 上陽村農業協同組合組合長、専務

昭和50年〜53年 上陽村農協理事、 合併により玉村町農協理事

昭和51年~平成5年 赤城酪農業協同組合連合会理事(昭和59年~平成2年 常務、専務、常勤副会長)、(平成2年〜5年 非常勤副会長)

昭和62年~平成2年 群馬県牛乳販売農業協同組合連合会監事、 代表監事

平成2年〜5年 群馬県牛乳販売農業協同組合連合会専務理事


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