明治維新という時代の波に翻弄されながら揺れ動く一人の人間として繊細に表現する、一大スペクタクル!
嵐、吹きすさぶ幕末の世に、時代を背負って闊歩した志士、大高又二郎。
時代の趨勢を担った思想家、吉田松陰とも出会い、影響を受けながら尊王攘夷運動を展開した偉人である。彼の生涯を、明治維新という時代の波に翻弄されながら揺れ動く一人の人間として繊細に表現する、一大スペクタクル!幕末から明治へと移行する、その分岐点の動向を見事に描き出す。
著書プロフィール
三村毅
昭和9年4月2日、兵庫県生まれ。関西大学文学部国文学科卒業。姫路市の公立中学校に32年間勤務。同人誌「幡火」に、俳句と小説を発表。
著書
雁皮の花 / 2007年(文芸社)
酒林祈願 / 2008年(文芸社)
堀川舟 / 2009年(日本文学館)
鬼灯 / 2010年(文芸社)
維新の椿 : 大高又次郎の生涯 / 2016年(文芸社)
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