協同組合の祖『賀川豊彦』を通して訴える「いのち」のダイナミズム。

賀川豊彦の贈りもの

いのち輝いて

鳥飼 慶陽/著

発売日:2017年10月22日

500円(税込)

装幀

カバー/WOLF

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:教養



賀川豊彦は1888(明治21)年7月10日、神戸市兵庫区島上町一〇八番屋敷で誕生し、1960(昭和35)年4月23日、東京都世田谷区上北沢三丁目八番一九の自宅で亡くなりました。七一歳九ケ月の生涯でした。 膨大な著作を著わした賀川最晩年の重要な作品は、いうまでもなく彼のライフワークの結晶となった『宇宙の目的・Purpose of UniVerse』(毎日新聞社、一九五八年)です。 その二年後、 生前最後の著作となったのが、日本書房発行『現代知性全集(39)』に収められた『賀川豊彦集』です。「一九六〇年二月」と記された冒頭の「序」が、稿ということになるのでしょう。いかにも賀川らしい「開かれた眼」 「冒険心」を言いあらわす、つぎのような言葉で結ばれています。 

「私は凡ての行者、凡ての経典に教えられて、路傍の雑草にも生命の生き抜く道が何処にあるかを知らんとしている。それで私は、科学と宗教をーつにし、芸術と倫理生活を統一せんと努力して来た。結局私自身の日常生活が、神に向って発射された砲弾である。この砲弾は神が準備し私がその引き金を引かねばならぬ運命にある。それで私は、神を信じ、 霊魂の不滅を信じ、神の国の実現を刻々待っているのである」ー「いのち」は確かに「天与の賜物」です。「いのち」は授かったものですから、自分勝手にはできません。授けていただいたお方の「いのち」だからです。「いのち」は確かに、まず第一に「天与の贈りもの」です。

賀川豊彦は「天与の贈りもの」である「いのち」に出合い、「いのち」のダイナミズムに、すべてを委ねて、無心に毎日を生きました。そうした想いを活かして、本書の副題に入れてみました。

著書プロフィール


鳥飼 慶陽(とりがい けいよう)

1940年鳥取県生。

 

1964年同志社大学大学院神学研究科卒。

現在日本基督教団番町出合いの家牧師。

神戸市外国語大学・甲南女子大学非常勤講師。

 

『部落解放の基調』(創言社、1985年)

『賀川豊彦と現代』(兵庫部落問題研究所、1988年)

『「対話の時代」のはじまりー宗教・人権・部落問題』(兵庫部落問題研究所、1997年)

『賀川豊彦再発見』 (創言社、2002年)ほか。


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