日中 漢字・漢語・漢詩・漢文 論

松尾 善弘(著)

発売日:2015年12月10日

カテゴリー:

歴史

学術書


漢文訓読法とは

文語体中国語の文章である漢文を文体をそのままとして、符号(返り点)・送り仮名などを付けることによって日本語の語順で読解できるようにすること。(wikipediaより)

 

最大の弊害は、漢字の本質に迫り得ないまま表面的理解にとどまって自己満足してしまうところにある。

さらに、中国古典を誤訓誤読しても、その原因を究明し是正する自浄能力に欠けるのであり、訓読法こそ、わが国の漢文学という虚学の世界に生まれた申し子だったのである。

いまこそ漢字の魔力、その功罪両面をしっかり見極めることから出発しなければならないといえる。

コメント: 2
  • #2

    3代目ざるそば (木曜日, 04 1月 2018 10:54)

    幼いころから漢字が好きで漢検一級も取得しているが、漢字の歴史について深く考えたことはなかったように思う。毎日使っている文字であるにもかかわらず、自分の無理解にこれほどまで無自覚だったかと、あらためて愕然とさせられた。漢字との関わりを見つめ直すよい機会を得られたことに感謝したい。

  • #1

    三郎 (月曜日, 11 12月 2017 09:16)

    棄(木製の塵取りで子供を捨てる)、流(子供を川に流して間引きする)、取(戦場で敵の耳を切り取って手柄の印とする)、育(子供に肉をつける)……などなど、漢字の由来にはゾッとするもの少なからず。また嫉、妖、媚、婬など女偏の漢字にあふれる女性蔑視の思想。何気なく使っているうちに刷り込まれる怖さ。文字そのものだけではなく訓読法にも落とし穴があるとは目から鱗だった。