「音」を新たな角度から考察した一冊。

聖書と音: 現代の音・古代の音

(音源ダウンロードコード付き)

近藤 暹/著

発売日:2017年11月16日

900円(税込)

装幀

カバー/ふぁすた

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:教養



ー本文よりー

図書としての『聖書と音』は初版から既に三十年近くが経過しておりますが、多くの方々から電子版の出版のご希望があり、本書の内容の本質からみてなお時代に即したものと思われますので、ここに臆面もなくあらためて電子版として出版することにしました。

 

音は言うまでもなく日常的なものであり、光と同じく私たちの生活に欠かせないものでありますが、本書はその音の持つ様々な側面すなわち、その物理的な側面や精神的な側面、また音楽や宗教的な側面から、音というものの持つ多面性や奥深さを現代と古代を通してできるだけ簡単に記述しようと試みたものであります。もとより充分なものではありませんが、ご一読賜ればと思います。

 

電子版としての本書の内容は初版当時と同じですが、字句の訂正等一部手直ししたところがあります。また電子図書の特徴を生かした一つの試みとして、音楽を挿入してみました。その一つは本文中にラッパの音の話がありますので、ラッパの仲間であるホルンが演奏されるモーツァルト作曲のホルン協奏曲と、さらにもう一つは教会をイメージするものとして同じくモー ツァルト作曲のアベベルムコルプスの合唱曲をとりあげました。

 

いずれも皆様おなじみの曲と思います。それらの曲を聴きながら本書をご一読いただければ幸いです。

 

※本文内に音源ダウンロード専用ページURLおよびパスワードコードが挿入されおります。音源はそちらからダウンロードをしてお楽しみ下さい。

著書プロフィール


近藤 暹(こんどう すすむ)

 

大阪市立大学工学部(電子工学)卒

東京医科歯科大学医学部専攻生(神経生理・公衆衛生)終了

株式会社日立製作所勤務後、広島修道大学(大学院博士課程教授)、同大学名誉教授、工学博士, 博士(医)

Ecole National Supéreure des Télécommunications (ENST:パリ), Purdue Urnversity(米)留学(1999年) 

 

主な著書

「音と行動の科学」同文書院(単著)

「疲労を測る」杏林書院(単著)

「霊の世界と人間」牧歌舎、その他

 

電子情報通信学会、日本音響学会、日本心理学会、日本健康学会会員、日本分類学会

現在、株式会社東京情報科学研究所代表取締役社長


関連商品



書籍へのコメントはこちらからどうぞ

コメント: 4
  • #4

    ナフナン (火曜日, 18 9月 2018 17:30)

    聖書の時代の音について詳細にかかれていて、面白い。力強いラッパの音が耳に響いてくるようだ。そして、三十年前に書かれた同タイトルの図書は決して内容的に色褪せることなく、「音」について新たな気づきを与えてくれる。

  • #3

    ふじ (火曜日, 18 9月 2018 17:29)

    音と精神について、また西洋と東洋の音の違いなどについても綴られており、「へえ、そうなんだ」と相槌を打ちながら読ませていただいた。とくに、聖書の時代に近代的な感じの音があったことに驚いた。どんな音色だったのか、聞いてみたいと思った。

  • #2

    グレイス (火曜日, 18 9月 2018 17:29)

    リズムや音についての解説や東洋と西洋の音楽性の違いなど、わかりやすく丁寧に描かれております。30年以上前に初版がされたと書いてありましたが全く古くは感じません。とりわけ神秘性について書かれているところは読み応えがありました

  • #1

    三郎 (木曜日, 30 8月 2018 09:35)

    仏典に節をつけた声明が私は好きだ。特に重厚な石造りの東京築地本願寺で奏でられる声明は絶妙だ。
     また、キリスト教の讃美歌にも青春時代から親しんだ。クリスチャンでもないのに彼女と一緒に教会に通った高校時代(聖水を受ける彼女の背中が実に清楚だった)、大学はミッション系の立教、住んでいたのは教会の数が多い東京目白・下落合界隈で、クリスマスや復活祭での聖歌隊の歌声を楽しみにしたものだ。
     そんな私に、この著作は天上の音楽を聴くように実に心地いい。バッハやモーツァルトよりはるか昔、聖書の時代の音――それはアカペラのゴスペルのように私の耳に響く。まさにアメイジング・グレイス(すばらしき恩寵・恵み)なのだ。
    『朝になって日が立つ(昇る)と、小鳥のさえずりが始まり、やがて人々の話し声や車の音が響く。……このように鳥や人や動物が朝になって活動を始めると、それと共に音が響き始めることから連想して、日と立の合成文字をオトとしたのではないでしょうか』――この語り口はまるで聖書のようだ。
     アダムとイブがエデンの園で聞く神の足音、主(神)がスリヤ人の軍勢に聞かせたという戦車の音、馬の音、大軍の音……それらの音に私は花の香や馬糞の臭いを嗅ぎ、砂塵を目に浮かべる。
     ――音をキーワードにここまで聖書の世界を視聴覚化した書を私は知らない。