文學と政治・クリスト教:

Literature and Politics Christianity

臼井 善隆/著

発売日:2018年7月1日

1,200円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:教養



ここに収録したのは、私が初めて大學の雑誌「英文學」に書いた「テネシー・ウィリアムズ

ー悪魔と神」(昭和三十七年)からT .S・エリオットの評論選集II『教育の目的とは何か』

(早稲田大學出版部平成二十三年)の「謁者あとがき」までの間に書かれたものから選んだ文章である。私は、いはゆる、學術論文、或は學術論文調の文章、が嫌ひで、「英文學」或は大學院の「文學研究科紀要」などに書くときも、出来るだけ普通の言葉で、讀者が普通に讀めるやうなつもり文章を書かうと努めた心算である。けれども、問題の性質上、例へば、ウィリアムズ論に於けるクリスト教の問題などでは、さう簡雖にはいかなかった。また、ウィリアムズの作品を讀まなけところれば良く解らないやうな虐もあらうかと思ふ。私が望むのは、まだ彼の作品を讀んだり観たりしたことのない人々、或は嘗て讀んだり観たりしたことのある人々が拙稿を讀んで、改めて原作を讀み直してみようといふ氣を起してくれることである。何故なら、彼の作品、とりわけ劇作品は、二十世紀のアメリカ演劇の中で最も優れたものの一っだと思ふからである。それに、何より、文化博統を異にする吾々日本人に、澳のクリスト教的宗教謄瞼とは如何なるものであるかを彼の作品が教へてくれるかも知れないからである。

著書プロフィール


臼井善隆(うすい・よしたか)

1931年長野縣生れ。

早稻田大學名譽教授。

早稻田大學大學院博士課程中退(1963)、フルブライト奬學生として米コロンビア大學大學院留學(1963‐65)、オックスフォード大學研究員(1991‐92)


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