「頑張ろう」という風潮が苦手な人へ

「頑張りましょう」「頑張ります」
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こういう言葉で、相手や自分を鼓舞する人がいる。
僕も時にはリーダーとして、周りにそんな声をかけることもある。
だけど、「頑張ります」という言葉が、苦手な人もいるらしい。
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僕は「頑張ります」には2種類あると思っている。
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一つ目は未来を見据えた「頑張ります」。
僕たちには根源的なエネルギーがあって、欲望があって、生きている。
未来を見据えた「頑張ります」を口にできるのは、特別なことをしなくても、欲望を夢に変換して「あとはやるだけだ」と動ける人だと思う。
そういう人は未来設計がうまくて、努力が積み重ねられる。
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もう一つは、自分に暗示を掛けるための「頑張ります」だ。
人は夢を閉ざされたとき、どうしたらいいのか分からなくてなってしまう。
でもその先に、まだ見ぬ夢があると信じて進むために「頑張ります」と言っている。
とりあえず、頑張っている。
夢を見失った人の、生きる潤滑剤としての「頑張ります」。
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一部の人が苦手と感じるのは、こういう潤滑剤としての「頑張ります」ではないだろうか。
そうした人は「頑張ります」という言葉なしでも、不器用ながらも、夢に向かえる人なのだと思う。
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世の中は誘惑が多くて、自分を大切にしながら生きていくのはとても難しい。多くの人が、夢をあきらめ、それでも日々を過ごすための暗示「頑張ります」を掛けてしまう。
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そんな中で潤滑剤としての「頑張ります」を必要としない生き方は、きっと恵まれていると思う。自分が自分のままでいられるように生きてきたし、周りも応援してくれたのだと思うから。
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僕は、そういう恵まれた人達に伝えたい。
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「あなたは、恵まれた方です。たとえ少数派でも、そのままの自分を大切に、調子に乗りすぎず、乗らなすぎずに、ドンドン進んでいってほしい。そして、あなたには多数派に見える、とりあえず「頑張ります」と口にしながら、日々を生きようとしている人達もあなた同様に苦悩の日々を過ごしていることを知ってほしい。そしてその存在を肯定してほしい。」
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僕は、二通りの「頑張ります」な方々が、どちらも頑張れるような場所をつくっていきたい。
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株式会社 ２２世紀アート
代表取締役 向田 翔一
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