チャンスをものにできる人の特徴

最近ある人に、自分が思い描いている
プロジェクトについて、話をする機会があった。
ある人というのは、誰もが名前を知っている会社で
役員をしていたような、すごい人だ。
その人は僕のプロジェクトについて
「すごくいいね!どこかから出資してもらって、
どんどんやるといいよ!うちも力になりたいから、
いつでも連絡してくれ!」
と言ってくださった。
嬉しかった。
しかしうちの副社長に話してみると、
現実的な答えが返ってくる。
「それ、騙されてない?いいように利用されて、
終わりだよ」
広がった夢が、現実に帰る瞬間だ。

だけど似たような場面に、僕は何度か
遭遇したことがある。
しかも相手の夢について「いいね!」と言う側の立場で。
それは、作家さんに「出版しませんか?」と
提案する場面だ。
「先生の作品、すごくいいですね。うちで電子書籍に
しましょうよ」
「いい作品なので、世の中に広めるお手伝いを、
うちでさせてください」
悪い話ではないと思うが、当然断る作家さんはいる。
電子書籍というものを、身近に感じていないのかも
しれない。
相談をした家族に「あなた、騙されてるわよ」
なんて言われたのかもしれない。

この話の共通点は、見ている世界の違いだ。
有名な会社で役員をしていた方と、
ベンチャー企業の社長である僕。
電子書籍を出版してきた僕と、
電子書籍なんて見たこともない作家さん。
僕たちは、それぞれの経験で身につけた見方で、
それぞれのスケールで世界を見ている。
スケールが大きく異なる人の意見は、
なかなか共有が難しい。
誰かが「いいね!」と言ってくれたことに対しても、
「騙されるんじゃないか」などと否定してしまう。

しかし実はここに、チャンスをものにできるか、
夢を叶えられるかどうかが、かかっているのではないか。
「プロジェクトに協力したいから、連絡をくれ」
「あなたの作品を、電子書籍にさせてくれ」
こんな言葉を、素直に受け止めていれば、
人生は大きく変わるかもしれない。
不可能だと思っていた夢も、叶うかもしれない。
チャンスを掴めるのはきっと、素直に信じられる人だ。

また本当に夢を叶える人は、理想を崩さず、
理想にこだわり続ける人だと思う。
たとえば僕の考えていたプロジェクトも
「日本全国で大きくやろう!」と思っていたのに、
実現させようとすると「まずは◯◯県からやって
みようか」と、小さなものになっていた。
やはり人間って、すぐ自分のスケールに落とし込んで
考えようとするんだなぁ。

チャンスを素直に受け止める。
理想を崩さず、こだわり続ける。
どうか皆さんも、夢を忘れずにいてほしい。


株式会社 22世紀アート
代表取締役 向田 翔一

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