実はコミュニケーションが苦手な人へ

コミュニケーションが苦手なのに、
そうは見えないから苦労をする。
たとえば三人で話していると、
自分が話すタイミングを見失ってしまいがちだ。
そういう相談を、社員から受けた。
コミュニケーションとキャラづくりを、
混同してる人は多い。
「苦手には見えない」という人は、
なんとかキャラで乗り切っているタイプでは
ないだろうか。

「自分の役割を考えて、その場に入り込めば、
コミュニケーションはなんとかなるよ」と
僕は答えた。
しかしその社員によると「その役割がわからない」
とのことだ。
三人で話していても、
自分がどう立ち回ればいいのか、見えてこないのだ。
「これはまだ、自分を中心に考えすぎているんじゃ
ないか?」

自分一人で何かをしようとするには、限界がある。
だってこの広い地球にいる、80億人の心に響く物を
つくるとなったら、一人じゃ太刀打ちできないのは
当たり前だ。

そんな自分の力を凌駕するのが、
他人からもらうエネルギーだ。
それは一度体験してしまうと、
自分一人で何かをしようなんて思えなくなる。
会社をやっている僕自身も、
誰かと話し合って決めたこと以外、
うまくいってないと断言できる。
たとえ最終的に決めるのは自分であっても、
誰かと一緒につくりあげるのが、圧倒的勝利への道。
「人と何かをつくりあげることができたら、
次のステージにいける」と知れば、
コミュニケーション力は自然に上がるだろう。

他人からもらうエネルギーとは、すなわち愛だ。
あのアインシュタインでさえ「自分が発明した
どんなものも、愛というエネルギーには勝てない」
と言っている。
うちの会社が生き残ったのは、電子書籍を愛した
僕らがいたから。
会社を盛り上げてきたのは、副社長に認められたい
という、僕の愛があったから。
愛を持つと、人は偉業を成し遂げる。

つまりコミュニケーションも「役割がどうだ」
なんて、頭で考えることではない。
キャラをつくって、取り繕ってうまくやることでも
ない。
その愛を、心で受け止めることなんだ。
宮本武蔵は「我以外皆我師也」という言葉を
残している。
相手の言葉、表情や動きは、
たとえちょっとしたものでも、自分に何かを
教えてくれるはず。
こちらも愛を持って受け止めよう。


株式会社 22世紀アート
代表取締役 向田 翔一

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